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この英文はどの文型になるのか?

以下の英文は、2024年1月9日のSky Newsの記事からの引用です。

2024年1月9日のSky newsの記事からの引用

この記事は、ユナイテッド航空機が飛行中に非常口ドアが吹き飛んだ事故を受けて、その事故原因の調査で発見された事実に関する記事です。

英語には、5文型があり、例外はあるものの、いずれかの文型に当てはまるります。

まず、この英文は、5文型のうち、どの文型に当てはまるかを考えていきます。


問題の英文

問題の英文は、United Airlines says以下の英文です。
saysの後には、名詞節のthatが省略されています。
that節の中の英文を抜粋すると、
It has found loose bolts on plug doors on multiple 737 Max 9 aircraft during inspections.
となります。

直感的に文型を考えると、

ここで、どの文型に当てはまるかを考えていきます。
まず、直感的に考えられるのは、SVOの第3文型だと思います。

主語(S):It=United Airlinesを指す
動詞(V):has found(現在完了)
目的語(O):loose bolts (looseはboltsを修飾する形容詞)
その他:on以下はboltsを修飾する前置詞句。
    during以下は副詞句でhas foundを修飾。

この文型で、日本語に訳すと、
「ユナイテッド航空は、検査中に、多くの737 MAX9型機でドアプラグの緩んだボルトを発見した。」
となります。

日本語がおかしいので文型を再考

ここで、なんか日本語がおかしいなと気づきます。
では、他の文型の可能性を探っていきます。

主語(S):It=United Airlinesを指す
動詞(V):has found(現在完了)
補語(C):loose
目的語(O):bolts
と考えると、どうでしょうか?

なんか、第5文型の感じがしますが、語順が変だなと思います。
目的語のboltsにon以下の前置詞句が後置修飾されているので、目的語と補語の語順が変化したと考えられます。
目的語の後に修飾語などで長くなると、目的語と補語の語順変更が発生し、補語が目的語の前になることがあります。
したがって、この英文は、SVOCの第5文型と考えることができます。

日本語としてしっくりくる

第5文型で、日本語に訳すると、
「ユナイテッド航空は、検査中に、多くの737 MAX9型機でドアプラグのボルトが緩んでいたことを発見した。」
となり、日本語としてしっくりします。

最後に、

最後に、findは、SVOやSVOCの文型をとる動詞ですが、最初から、SVOCの第5文型になると疑って読んだ方がよいと思います。
経験上、第5文型になる可能性が大きいです。

このように、ちょっと難解な英文に遭遇した時は、同様に記事にしていきたいと思います。

今回は以上です。

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