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サポート材の効率的な使い方

Snapmaker J1Sを使って、破壊分離サポート材の有効性を確認しました。
しかしながら、サポート材は、通常のフィラメントと比べて高価という課題があります。
その対策の一つとして、できるだけサポート材の量を少なくすることが考えられます。
今回は、その具体的な方法をお話してみたいと思います。


ポイント

ポイントは、サポート面に接するサポート材の層を薄くすることです。
この方法は、2025年1月30日に行ったTCT Japanで、ヒントを教えていただき、今回、それを実行して、有効性を確認しました。

サポート材の構造

サポート材の構造断面図

テスト印刷モデルでの実証

テスト印刷モデル

テスト印刷モデル(CAD)
テスト印刷モデル(図面)


CADモデルにサポート材の下面部を追加

サポート材の下面部分を追加

Snapmaker J1Sで印刷

Snapmaker Lubanの画面
印刷完了時(1)
印刷完了時(2)

印刷後

サポート材が間に挟まっている
裏面
サポート材を除去
サポート材の枠(裏面)
サポート材の枠(サポート面)

新たな発見

上記の方法で、印刷すると、サポート材が印刷ベッドに付着しないので、印刷物をきれいに取り出すことができ、非常に良いことがわかりました。

今回は以上です。
ご参考になればと思います。

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