Solidworks2018ベンチマークテスト(Ryzen7 3700X vs Intel Core i7-12700)
このたび、第12世代Core i7-12700搭載のPCが完成しましたので、Solidworks2018のベンチマークテストを実施しました。
今回は、2021年に自作したRyzen7 3700X搭載PCとの比較してみました。
比較したスペックは以下の3つとなります。
1. 比較スペック
(1) Ryzen7 3700X搭載PC
CPU: Ryzen7 3700X
RAM: 32GB
GPU: Nvidia Quadro P1000
(2) Intel Core i7-12700搭載PC
CPU: Intel Core i7-12700
RAM: 16GB
GPU: Intel UHD Graphics 770(内蔵GPU)
(3) Intel Core i7-12700搭載PC
CPU: Intel Core i7-12700
RAM: 32GB
GPU: Nvidia Quadro P1000
2. 結果
Solidworks2018のベンチマークの結果として、(1) Graphics, (2) Processor, (3) I/O, (4) Overall, (5) Rendering, (6) RealView Performanceの6つがあります。
実際には、Simulationもありますが、使用しているSolidworksがProfessional版のため、Simulationのテストができません。(Premium版では可能)
ベンチマークの結果は画面上にはこのように表示されます。
(1) Graphics
(2) Processor
(3)I/O
(4) Overall
(5) Rendering
(6) RealView Performance
上記のいずれのグラフも値が小さいほど性能が高い (Lower is better.)
3. 考察
上記の結果から、おおまかには、Ryzen7 3700Xから性能はかなり高くなったことが確認された。しかしながら、Graphicsは、Ryzen7 3700Xの方が良かった。
この原因は、おそらく、Core i7-12700には、Performance Core(Pコア)が8コアとEfficienrt Core(Eコア)が4コア搭載されており、Solidworksのベンチマークテストで、P-Coreが活用されていないのではないかと考える。
また、Core i7-12700では、Intel内蔵GPUとQuadro P1000には顕著な差が見られなかった。Intel内蔵GPUの性能がこんなにも高くなったのだろうかと疑問がある。
今後は、Solidworksを使用した時の体感で変化があるのかを確認していきたい。
4. おまけ
3番目のスペックにて、念のためにSolidworks2020のベンチマークテストしてみました。
結果はこちらです。
Solidworks2018の結果と比較すると、RealView Performance以外は、ほとんど変化がありませんでした。