STLファイルからソリッドデータに変換する簡単な方法
3次元モデルを3Dプリンターで印刷する場合、主に、STLファイルから印刷します。
また、3Dプリンター用のSTLファイルが至る所で無料でダウンロードできます。
ダウンロードしたSTLファイルをそのまま3Dプリンターで印刷する場合は、問題ないのですが、自分で編集を加えたい場合は、ダウンロードしたデータから寸法などを測定して、3次元CADでモデルを復元するする必要があります。(そのまま印刷するだけは面白くない)
筆者の場合、3次元CADはSolidworksを使っていますが、SolidworksではSTLファイルをそのままソリッドデータに保存しても、簡単には寸法測定することはできません。(三角形の面で構成されるメッシュが残るため測定不能)
Soldiworksでも、読み込んだSTLファイルから再生したモデルの面などを手作業にて、サーフェスに変換し、その後、ソリッドモデルに変換することはできますが、複雑なモデルになるとかなりの時間がかかります。
この変換を、自動でできる方法はないかと探したところ、現在では、Fusion 360で、自動で簡単にメッシュをソリッドに変換できることがわかりました。ただし、モデルによりエラーが発生する場合がありますが、操作を追加することにより解決できます。
ただし、3Dスキャナーで作成したSTLファイルには適用できません。
ここでは、任意の3次元CADから生成したSTLファイルに適用します。
手順
Fusion 360でSTLファイルを読み込ませる
メッシュをソリッドに変換
STEPファイルなどの中間ファイルに保存
SolidworksでSTEPファイルのインポートして寸法測定
Soldiworksの部品ファイルとして保存
筆者は、Solidworksを使っていますが、その他の3次元CADでも同様です。
Fusion 360の詳細はこちらです。
商用目的でないなら無料で使用できます。
英語版をインストールしても言語設定で日本語に変更可能。
日本語版:https://www.autodesk.co.jp/products/fusion-360/free-trial
英語版:https://www.autodesk.com/products/fusion-360/personal
変換方法は、一例として、以下の方法があります。
今回は以上です。