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【AC6 対人】 軽2セラピスト 詳報

こんばんは、しがない独立傭兵です。

セラピスト軽2が好きでずーっと乗っております。(かれこれ数ヶ月くらい…?)
ずーっと乗っていると色々わかってきたことや学びも多く、折角なのでアウトプットとして残しておこうと思います。

この記事について

セラピスト軽2アセンブル、およびそのアセンブルを用いたシングルランクマッチでの戦闘についての情報をまとめております。
これからセラピ軽二に乗ってみたいという方向けの説明、および備忘録的なものを目的としております。

記事執筆時点でのレギュレーションは1.06.1です。
今後修正が加わり、当記事の情報が古くなる可能性があることをご留意ください。

セラピスト軽2の構成について

普及しているセラピスト軽2のアセンブル

アセンブルの基本的な構成要素および説明は、ランクマッチにおいて名を馳せる凄腕傭兵である霧ヶ峰氏による以下の記事が良く知られているかと思われます。(私も大変お世話になりました…定期的に読み返しています)

正直なところ、ほとんどの情報については上記記事において語り尽くされております。
なので本記事では補足的なものや、使ってみて実感したことなどを言語化することがメインとなります。

主武装:セラピスト

WS-1200 THERAPIST

この武装を起点として全てのアセンブルが構成されています。
軽く、EN負荷も低く、範囲武器(グレネードランチャー)なので命中率も比較的良好であるのが特徴ですね。

スタン武器ではあるものの、電撃蓄積にとても時間がかかるため、放電ダメージはおまけ程度に考えたほうがよいです。
(エフェメラ頭などで対策されると1試合に1回放電するかな?くらい)

肩武装:ジャベリンベータ(爆導索)

45-091 JVLN BETA

皆さん大好き、通称:爆導索です。
爆発性の鋼索を射出し、一定距離敵機を追尾した後に軌道上が爆発します。

爆導索は衝撃値の蓄積、接近する敵機への防御兵器として機能します。
引き撃ちと相性が良く、下がりながらレンジ内に誘い込んで撃ち、高い衝撃値でスタッガーを狙うといった使い途が多いです。
発射サイクルの速さと高衝撃が心強いので、とりあえず積んでおいて間違いのない武装の一つではないでしょうか。

狙って当てるための制御が難しい、射程距離がミサイルとして見ると短めで遠距離戦に使いにくい、押さなければならないシーンで途端に無力になる、などの明確な弱点も存在します。

肩武装:3連プラズマミサイル

Vvc-703PM

皆さん大好き武装その2、通称:3プラです。
範囲爆発するプラズマミサイルを三発発射します。

とにかく軽い、発射サイクルが短い、ロックオン速度も早い、プラズマなので爆風範囲がある、という特徴を備えた、とても使いやすいミサイルです。

これ単体で見ると火力が少ないちょっと頼りなさげなミサイルなのですが、継続して衝撃を維持する必要があるセラピスト軽二にとっては高サイクルで発射でき、かつ避けにくいミサイルは相性が良い武装となります。

避け方がわかってしまえば容易に避けられてしまう、中量級以上の機体に対しては火力不足で押し切られてしまう、高速軽量機(特に滞空系)には避けられやすい、などの弱点もあります。
それを押しても採用できるくらい、セラピストおよび軽二にとって相性のよい武装であると言えます。

他にも採用される武装

このほかにも、以下の武装が候補として挙がります。

  • 垂直プラズマミサイル(Vvc-70VPM)

  • 8分裂ミサイル(BML-G2/P16SPL-08)

  • 2連6分裂ミサイル(BML-G2/P19SPL-12)

どれも特徴があり、セラピ以外の軽二アセンでも採用実績がある武装ですね。

垂プラは壁越しや撃ち下ろし軌道が強力ですし、分裂ミサは発射後の分裂再誘導により画面外や背後からの攻撃などが可能です。
前項までの武装以外に、こうした武装に積み替えても、また違った戦い方が味わえますね。

なお、レザドロも搭載可能な重量とEN負荷であるため試しましたが、発射と攻撃サイクル的に軽二との相性は厳しめ、と感じました。
(使いこなせたら強い武装ではあると思います)

脚部パーツ:ナハトライヤー

NACHTREIHER/42E

軽二といえばだいたいこの脚、といっても差し支えないくらい優秀な脚部、通称:ナハト脚ですね。

軽二の高速移動はナハト脚の水平跳躍性能によって実現しています。
引いて、避けて、合間にセラピを放る必要があるセラピ軽二にとってはもう一つの武器といっても過言ではないでしょう。
速度イズパワーです。

ブースター:アルラ

ALULA/21E

軽二の高速移動を実現するパーツその2ですね。
とにかくQBをはじめとしたブーストが速く、燃費と引き換えに大推力を実現しています。
これを積んで重量を抑えるとすっごく速いです。(当たり前)

ジェネレーター:三台

DF-GN-08 SAN-TAI

大容量の重量級ジェネレーターである三台です。
ナハト脚+アルラという高機動を実現しても、息切れしては満足に動けません。
そこで三台の潤沢なEN容量を組み合わせると、QBをバンバンふかしてビュンビュン飛び回る高速機ができあがります。

ただし取り扱い上の注意もあります。
EN回復がちょっと遅い、枯渇からの復元スタート容量も低めです。
「容量いっぱいだから大丈夫!」とブーストを吹かしすぎると、普通に息切れしてしまいます。

なるべく枯渇させないように、EN管理する必要もあります。
時には少し被弾してでも逃げるためのENを残したり、上空で焼き切って回復を調整するなど、状況に応じた判断も必要となるでしょう。

上記以外のパーツについて

武装に加えて高速性を重視したナハト、アルラ、三台を積むと、必然的に残りのパーツも決まってきますね。
バランスが良いVP-44D、軽くてブースト補正も高いナハト胴、射撃を考慮しなくて良い分装甲を盛れる芭蕉腕、射撃アシストを考えずともよいグレネード武装を持つのでミサイルに寄せたP10SLT(またはP05SLT)。

全ての要素がセラピストを中心に奇麗にまとまっています。
凄いです、緻密なパズルみたいですね。ここに辿り着いた先達には敬意しかありません…。

セラピスト軽2の良し悪し

セラピ軽二に乗る上での、メリットなどを紹介していきます。

メリット

メリットとして「機体及び武装の取り扱いがわかりやすい構成である」という点が挙げられます。

まず、セラピスト自体の操作難易度が低い、その割に武装として強めであることが、一つ大きな特徴でしょう。

  • 単射武器であるため、トリガーを引けばポンと撃てる

  • 単装なので、撃ったらリロードされ、マガジン管理が不要

  • 跳弾もしないので当たればダメージ・衝撃・電撃が入る

  • グレネードなので巻き込み範囲が存在する

  • 緩やかな放物線を描いて飛ぶので、少しの段差なら越えられる

  • 射撃武器ではないので二次ロックせずとも偏差射撃をしてくれる(きっちり狙いをつけずともある程度追尾してくれる)

  • オマケの放電で追加ダメージ、一時足止めも期待できる

それ以外にも、トータルで以下のメリットがあります。

  • ミサイルも細かいことを考えなくとも扱える

  • 大容量ジェネレーターを積んでいるため、距離を離す機動を取りやすい

  • 速度があれば色々なシーンへの対応がしやすいため、汎用的に活躍できる

  • 高速に動ける=たのしい(大事)

個人的には、チャージやハンガーチェンジ、マガジン管理や格闘武器を振るタイミングなど、難しい操作や忙しい操作が苦手なので、「とりあえずトリガーを引けば攻撃ができる」という武装はありがたいな、と思ってます。
ハンガーチェンジとかチャージショットを使い分けて戦う傭兵さんは本当に尊敬します。
(試してみたけど誤操作が多すぎて挫折しました…)

セラピストは機体の動きと武装を放つタイミングの方に意識を集中できるので、そうした戦い方を好む方に向いていると言えるでしょう。

デメリット

メリットは、反転するとそのままデメリットになります。

  • セラピストは単射武器なので、外すと隙が大きい

  • 射撃タイミングも単調だと読まれやすいし、達人クラスの目のいい人は腕上げを見て回避される

  • 弾速も遅いので、遠距離戦だと当たらず結構つらい

  • 偏差射撃をしてくれるものの、予測方向過剰でよく明後日の方向へ弾が飛んでいく

  • 放電は本当に全然してくれない

  • 姿勢安定が高い相手だと衝撃を溜めて足止めするのも一苦労

  • 基本的に火力はそこまで出ないので、1試合が長いし、AP差でどうにか勝つという試合展開が殆ど(負ける時はすごく短い)

  • ミサイルはきちんとロックした上で、発射タイミングを考えないと意味をなさない

  • 爆導索は特に、狙って当てようにも挙動や誘導が独特すぎて制御しきれない

  • 軽量機=紙装甲なので、回避をしくじるとすぐ爆散

  • 軽量機=姿勢安定も低めなので単純なスタッガーレースになると負ける

  • スタッガー=ほぼ爆散確定(インファイト機などは、ワンコンボで終わってしまう)

  • 高速に動けるが、動く先の地形、距離、高度などを常に考えないと追いつかれる

  • ミサイルを避けられないと気がついたらスタッガーしてしまう

  • EN切れ状態で張り付かれたり、マップ際に追い詰められると、速度のないただの脆い機体になってしまう

  • 1試合に集中力を要する、時間をフルに使った試合が結構な割合になるので、乗ってて疲れる

こうして言語化するとデメリットがものすごいですね。

一般的に軽量機は軽量であるが故の快速性を活かして戦いますが、反面、重い武器を持てなくて火力が低め、装甲が脆い上にスタッガーしやすいなどの明確な弱点が存在します。

とにかく神経を使って戦うので、パイロット(プレイヤー)自身の体調管理も意外と馬鹿にできなくなってきます。
ゲームなんですが、真面目にゲームを楽しもうと思ったら、しっかり睡眠を取ったり、お酒の量を控えたりと、副次的にアーマードコア健康法も必要となってきたりします。
(全然セラピスト軽2の説明じゃなかった…)

セラピスト軽2での戦闘について

戦闘における戦法や戦術についても、先述の霧ヶ峰氏のnoteに大体記載されています。
やはり、そこからすこし派生した内容などについて触れていきたいと思います。

基本戦術

基本については先にある記事の通り、引き撃ちです。
先手を取ってAP有利をキープ、相手がこっちに来るように誘導し、向かってきた相手にセラピストとミサイルを撃っていく、というごくごく基本的な引き撃ち戦術ですね。

こう書くと簡単そう、と思われるかと思います。
考え方自体がシンプルであるが故に、細かいところで色々と考えないと負けてしまうことも多い、とも言えます。

セラピストの当て方基本

上述の通り、セラピストは引きながら撃つと当たりやすいです。

  • 相手がABで飛んでくる時に撃つ

  • AQBを見越してずらし撃ちをする

  • ミサイルを撃ったらちょっとタイミングをずらして置いておく

など、引きながら電撃かミサイルのどちらかが当たるように撃っていく感じになります。
相手が近距離機なら接近に合わせて引いていきますし、引き機などの場合はAP有利を取って相手に追って来させるのがセオリーとなります。

ハードロックしたらとりあえず撃っておけばある程度は当たりますが、いかんせん弾速が遅く、外すと隙をつかれるので、なるべくなら命中精度もある程度意識したいですね。
相手の動きを見て、「ここに置いておいたら当たりそう」という勘所を身につけるとグッと楽しくなります。

ちなみに、追いながら撃つとすぐ爆発して全然当たらないので、追いかけるシーンに滅法弱いです。
(セラピ軽二にとっては、追い続けないといけなくなった時点で配色濃厚な状況です)

遮蔽見越し撃ち

地形戦など、引きながら地形を利用することも多いです。
その際、スキャンした相手が建物などの遮蔽を超えてきそう、というのがわかったらそれを予測してグレネードを置いておくと当たりやすいです。

相手はわかっていても追わざるを得ない状況が多いので、そうした状況をコントロールできると良いですね。

そのためには、常に相手をスキャンし続け、機影からどちらに向かいそうか、という点を注視し続けることが必要となります。
スキャンしやすいようなキーコンフィグにしておくと良いでしょう。

撃ち下ろし

グレネードは一般的に撃ち下ろしによる爆風巻き込みが得意です。
セラピストも同様に撃ち下ろしが得意ですが、爆発系の武装とは若干感覚が異なっています。
(接触信管では無いタイミングで爆発範囲が発生するため)

上空から撃ち下ろしで範囲攻撃を行えば、追ってくる相手に対し有効です。
相手の上昇に合わせても、地上での様子見に合わせても、比較的高い命中率を出せるでしょう。
また、爆導索も上空から落とし込むと避けにくい軌道を取ることが多いため、組み合わせると高い衝撃とダメージを期待できるでしょう。

こちらも無限に滞空はできないので、タイミングは限られてきます。
上を取ったら逃げやすいポジションでもあるため、回避・交差・引きに合わせて衝撃を溜める、といった風に意識すると良いと思われます。

回避や交差など

軽量機=回避が得意、というイメージですが、もっと大事なのは距離を離すことになります。

一般的に強力な武装というものは近距離において威力を発揮します。(重ショやLRBなどはその典型ですね)
近距離でこれらの武装を「避けよう」とするのは至難の業ですので、「当たらない or 当たりにくい距離に行ってしまおう」とする方が良いです。
脚とジェネレーターはそのために使うことが多いです。

エツジンなどは距離をとって引いても当ててくるので、上空へ逃れて立体的に振ったり、いわゆるエレベーター機動での回避も織り交ぜて動くことになります。

また、追い詰められた際の交差も、「なるべくならそうならないように動く」方が良いです。
交差の瞬間にショットガンがフルヒット、なんてこともままあるので、相手のEN切れやリロードタイミング、高度差などはよく見ておいた方が良いですね。

敵機との相性など

「このアセンとの相性はこう!」みたいなことを書いてみよう、とは思ったのですが…。
なんか大体どのアセンも苦手でした。
(私自身がどうもどんな期待にもどっかしら苦手意識や弱点を抱えている認識でいました)

重二重ショ(PBT)は張り付かれると辛いです。
WLRBは気がついたらAP溶けてます。
エツRBはこちらの得意距離内で普通に当ててくるし装甲差がもう不利です。
Wエツジンはシンプルに命中衝撃高くて辛いし逃げきれないです。
ハンドガンは捕まってスタッガーしたら終わりです。
軽四はこちらのミサは軽く避けられる上に絶え間なくミサが降り注ぎます。
タンクは一発の火力が重くAP差でひっくり返されることも。
セラピ軽二ミラーはもうセラピが避けられないしずーっと回避戦泥試合。

…ちょっと書いてて悲しくなりました。(単に私が回避下手というのもあります)
それでも動き方次第で勝つことができるのは軽量機の良いところであり、ひいてはセラピ軽二の良いところとなります。

おわりに

いかがだったでしょうか。
セラピスト軽2がどんなものか、乗ってる人は何を考えているか、その一端でもお伝えできたら幸いです。
これから乗ってみたい、という方には、基礎的な情報の一部となったのであれば嬉しい限りです。

それなりに扱いやすく、できることや苦手なことが明確で、慣れるととても楽しい機体構成であると思っています。

まだ触ったことがない、という方や興味がある方は、参考にしていただけると幸いです。

軽2は、セラピストは、とっても楽しいですよ!

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