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嫁の不倫8 貴女は誰❶

10年以上前だろうか、私は当時の彼女とよく当たるという占いに行った。
あまりいい内容では無かったのか、何を言われたか殆ど覚えていないが、一つだけはっきりと覚えている。
僕が言われたのか、彼女が言われたのかは忘れたが、携帯の中身を見てはいけないと…。
当時の彼女とは婚約までしていたが、最終的にはそれが原因ではないが、きっかけとなり別れる事になった。

それから僕は何があろうとも携帯は見る事は無かった。
しかし、その掟は嫁の不倫の発覚によって破れてしまった。

貴女のこんな姿は見たくなかった。
何かに憑かれたような汚い身体。
一体誰に向けていたんだ。

僕は動悸と吐き気をもよおしながらも、証拠をもっと集める事にした。
娘と息子を取り返す為に…。

嫁が直接撮った不倫相手の写真。
夜景のビルが写っているが、これだけではどこかはわからない。
鬼女だったら、この写真だけでも特定出来るのに…。
そんなくだらないことを考えながらも、ここからすべてを暴く事を誓った。

心臓の位置がヘソの辺りまで落ちた感覚、気分は非常に悪かったが、嫁と不倫相手の正体を探している時は不安を忘れる事ができた。

嫁は不倫相手とはLINEで連絡を取っていたようで、電話番号などはわかっていない。
LINEには名前が記されているが苗字はわからない。
検索をかけるものの、やはり本人は出てこなかった。
どうしたものかと諦めかけていた時、タイムラインの写真にコメントをした人の名前が出ていた。
しかも本名らしいフルネームが…。

これはと思い、Facebook、インスタなどを検索すると、案の定そのもののアカウントが出てきた。
当然ながらそこから不倫相手のアカウントも見つける事ができた。
しかしながら不倫相手のアカウントの友達に嫁のアカウントは無かった…。

嫁はTwitterで裸の写真や自慰の動画をUPしているはずだ。
不倫相手のTwitterのアカウントさえわかれば…。

僕は鬼女のように不倫相手の投稿や友達から検索をかけまくった。
何日かかっただろう、ようやく不倫相手のTwitterまでたどり着く事ができた。

いた!
不倫相手のフォロワーにそれらしき女が…。
顔は修正をかけているが、プロフィールの内容、idから嫁に間違いない。

しかしながら、それは鍵垢であり、投稿した写真やツイートを見る事は出来なかった。
嫁への他の人からのリツイートやコメントは読む事ができた。

リツイートから、カキフライを食べたなど、最近の我が家の内容らしきものが多数読み取る事が出来た。
フォロワーの1人は嫁の本名まで知っているようだ。
こいつともそういう関係なのか…。

嫁のアカウントのフォロワーを見ていくと、ヤリモクの男ばかり…。
こんなやつらと何をやりとりしているんだ…。私は怒りと悲しみで、もう心臓の位置を戻す事ができなくなった…。

嫁の鍵を開けてやる。
そこには人間の心は無く、もはや復讐の鬼となっていた。


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