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キナリ杯感想9

たいへん長らくお待たせしてしまって申し訳ありません、書籍や出演のアレがアレになって、えらいことになっておりました…。あと150件近いレビューをお待たせしてしまって恐れ入りますが、かならず最後までコツコツちゃんと読んで書いていきますので、よろしくお願いします。(更新頻度が不定期になってしまったので、noteの話題になっていると通知がくる機能をONにしていただくと、レビューがついた時にメールや通知が出るので便利)

↑最近、短歌とか俳句って、遠くの顔もわからない誰かじゃなくて、愛しい人に愛を持って伝える手紙のようなものだから、人の心を動かすんだねっていう話をよくするので、良い俳句教えてもらえてよかったなと思いました。匂い立つ〜のところをはじめとした独特の表現、孤独さとどう表現したら良いかわからないモヤモヤが伝わってきます。


↑麦茶の味とあの時の嬉しい気持ちとか、おそらく100人いたら99人はわかる、すごく共感性の高いフレーズだなと思いました。願わくばもう少し、長めの文章でも読みたかった!


↑卵焼きを極めるの企画、懐かしいな……あれは本当によかった、一時期あれ読むのが楽しみでした。真意がよくわからないけど人を引きつけるものの正体を、時間をかけて考えて言葉にしてくださって、すごく助かる。100回とか、回数を決めるのって呪いにもなるけど、希望にもなりますよね。希望を見せてくださって、嬉しい。


↑屋久島行ってみたくなる記事だし、なんだ意外と気軽に行けるじゃんっていう気になる、いい感じに気の抜けた記事でした。屋久島に行けたのかすごく気になる。わたしも自然に存在を許されたいぜ。


↑そして班員はだいたいトニーだった、からの畳み掛けの勢いが好き。それがどう、ご飯の話や障害児の話につながるのかなと思っていたけど、ずっと自然で、共通点が楔になっていくような展開が良いなあと思いました。読まされます。


↑シンプル過ぎるタイトルなのに、丁寧な情景描写と小説のような説明から入る本文、ギャップがあって魅力的だなあと思いました。会話もいいですね。ピカピカが、ピカピカな君という愛しい表現に最後かかっていて、すごくよかったです。かわいい。


↑すみませんとシャウエッセン、おもしろかった。耳に蘇ってくるようでした、確かに聞こえる。ていうか全体的に勢いがすごい、すごく盛り上がってる居酒屋で酔っ払ってる友人の話を聞いてるみたいです。(わたしもそうか)尻とAmazonの表現も良いなあ。楽しさが伝わってきます。


↑これおもしろかったんだよな…選考のときも覚えていました。何回か読んだ。こういう、裏側がよくわかんないけど気になる職業の話、個人的にめちゃくちゃ好きなので、どんどん書いてほしいです。吾輩の表現もツボ。カネを一銭も払っていない、っていうところのなんでやねん感もお気に入りです。


↑三角食べってなんだっけ、とわたしも謎になりました。同じ視点までおりていって、自分ごとのように共感して読むことができる仕掛けになってるなと思いました。良き。四角食べのオチも落語っぽくて、おもしろかったです。


↑20歳、結婚した、早いの文章の短さと改行の効果、急展開感がめっちゃ出ててセンスあるなと思いました。フォレスト・ガンプ、ちょうどこないだ見たから、ダン中尉のところすげえ説得力ありました。かわいい。そしてわたしの物語が、こうやって誰かの物語の救いになったと知って、嬉しく思いました。

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