キナリ杯感想2
↑スマホで見ても、すごく読みやすい&頭に入りやすく、一文が短いながらもわかりやすい言葉で書かれているので、工夫して書かれているんだなと思いました。読みやすい文章ってそれだけで相手を思いやっているので、わたしは好きです。自問自答で進んでいくお話、かつ、まだ解決しきっていない悩みの部分の共有の割合が多いので、じぶんを癒やすために書かれているのかな、と思いました。こうやって言葉にするのって、つらいですよね。でも、言葉にすることで、見えることや、つながっていく人がいるので、よく頑張ってくださいました、と言いたいです。
↑入り方、とてもユニークでいいですね!正式なアフロからの検索した流れ、オチまで含めて、「ああこれはおもしろいエッセイなんだ」という最高の導入になっていると思います。よくできたバラエティ番組のCMみたいな。伝わるのかなこの表現。人へ勝手にレッテルを貼ったり判断を押しつけたりする行為を、突然裁判長になる、と表現しているの、多くの人がハッとさせられる絶妙な表現だと思いました。
↑美味しそうなパンのお話かなと思ったら、パンをこねるほどにあふれてくるお母様への思いにつなげていく構成、お見事です。思いをふくらむと表現して、パンの発酵とかけているのも、いい匂いがしそうな世界観で好きです。最後にまたパンのお話に戻って、しっかりと大好きな思いが受け継がれている希望につながる読後感も、素晴らしいと思いました。
↑教師って人にものを教える立場なのに、怖くないのかなと思うことはわたしもあったので、こういうふうに等身大の悩みやわかったことを書いてくださるのは、すごく学びになります。同じような悩みを抱えている若者にとっても、ありがたい記事なんじゃないかな。悩みをシェアするって尊いことだと思います。なんに見えるの問いかけから、最後、読者に問いかける流れもすごくきれいですね。中段の、そして、の連続のところもシーンが頭の中で浮かんできて、ユニークでした。
↑モテる方法を知りたいとか、モテてる異性が好きとかっていう声はわりと聞くけど、モテてる同性が好きっていうのはあまり聞かないので、気になる切り口だなと思いました。「かなわないな」と思った相手のことを好きになる、と言語化されているのを見て、ああそう言われたらちょっとわかるかも、と思っちゃいました。良い文章って、知らない自分に気づかせてくれる文章でもあるんですね。
↑お父さんがお母さんのことを愛している理由の説明、「だって、そうでなければおかしいのだ。」から始まるのが個人的にすごくいいなと思いました。書き手と読み手が同じタイミングで、ハッと気づかされるような臨場感があるので。家族って、よくもわるくも受け継がれていくものなんだな、と改めてこのnoteから認識しました。家族団らん、家族仲良しというワードに、自分なりの意味を付与して、歩まれていくような終わり方も素敵です。
↑これはいったいどういうお話に繋がるのかな、と思っていたら、株式投資の本の紹介だとはまったく予想していませんでした。おもしろい入り方ですね。そしてそういう稀有な記事ができあがるきっかけに、わたしのスズメバチの体験が入ってくるとは、まったく思いませんでした。こうやってnoteを通じて、クリエイターの変な縁がつながるのは愉快だし、実践してくれた人がいて嬉しいなと思います。
↑最終の一つ前の選考まで残していたので、内容よく覚えています。お子さんの大きさの比較に、ズワイガニを出してくるのがすごく絶妙だなと思って。めちゃくちゃ印象に残りますよね、ズワイガニ。かわいいわけじゃないけど、憎めないし、強すぎもしないし。最後にまたズワイガニが出てくるのもいい。強調したいセリフをあえて太字じゃなくて、見出しの機能を持ってくるのも斬新ですね。出産のてんやわんや感がうまく演出されているなと思いました。
↑どんな人でもハッとする書き出し、問いかけですね。「父は、父の残した言葉と共にずっと私のそばにいる。」という発見と、手書きのメモの写真の、組み合わせ、ものすごく良いと思います。家族の話ってキナリ杯でもダントツに多いテーマだったんですけど、こういう、他の人には書けないエピソードがうまく散りばめられている記事ってやっぱり目立ちますよね。3日目の夜、というのもびっくりしました。いろいろな葛藤や悲しみがまだ渦巻く時期なのに、キナリ杯に出してくださって本当にありがとうございます。
↑おもしろいタイトルだなと思いました。どういうこと、って読んでしまうような。占い師ってどういう人がなるのか、なんでなるのか、そう言えば考えたことがなかったので、興味津々でした。人の心に寄り添いたい、という思いが根底にあって、ふむふむなるほどと思いました。研究者であり、修行僧でもあるという表現は特に。占いの偏見、わたしにも少なからずあることに気づいたので、なくしていこうと思います。
↑すみません、わたしは小説の感想を書くのが昔からアホみたいに下手なので、求めているのと違うかもしれませんが、まず初投稿でしかもスマホから、起承転結がしっかりしている小説を書き切られたことがすごいなと思いました。途中で結末がそうなるのかな、と想像はできたのですが、最後の引用機能を使った灰色背景のセリフだけのところ、演出が素敵だなと思いました。
↑いつもTwitterで応援してくださって、ありがとうございます。お名前とアイコンで覚えていました。記事の方も、選考に残していたので覚えています。脳内メーカーとてもなつかしい。お子さんの発想って本当に素晴らしいなと思いました。死骸を見て、うみがないてるね、って言えないですよね、私たちは。この言葉を残しておこうと思われたのも、書こうと思われたのも、すばらしいと思います。
↑ねぎを刻むっていう言葉、地味なのにすごく耳に残るというか、目に残っていいですね。ヘッダー画像もこれ、ネギなのかな。おしゃれ。自分でつくられたとしたら、ハイセンス。ネギのお話から、孤独は持ち回り性という発想につながるの、唯一無二で素敵です。孤独を細かく刻めば食べられるっていうのも、すごく良い。わたしもいつか使ってみたい、心に残しておきたい言葉です。