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肩書き「あいづち担当」。職業名はまだ、ない。

移住して3年。最初は私を受け入れてくれた人たちと活動していたけど、今やその後に新しく巻き込んだメンバーの方が多くなってきた。

今、TETAUの仕事を受けてくれているメンバーのほとんどは、特に手に職をつけているわけでもなかった主婦。

みんな未経験からイラストレーターやデザイナーやカメラマンやライターを目指していたりして、学んだり、仕事で実践したり、一緒に遊びながら、楽しくやっているし、確実にレベルも上がっている。

その中に、「職業」として非常に表しにくい仕事をしているメンバーがいる。

デザインができるわけではない、写真が上手いわけでもない、これといって「職業」を持ってるわけではない人。

本人は「あいづち担当」といっているけど、本当にそういう人。

たくさん友達がいて、子供の世話にいっぱいいっぱいで、でも何もできないことに不満を持っていて、何かしたいと思っていた(らしい)。

今や彼女は、TETAUにとってなくてはならない存在になっている。

彼女の価値は、チームの空気を作り出すことであり、クライアントのペースに合わせて作業をすることであり、地域の人と何かをつなげることであり。

職業名はまだない。

でもこれからはそういう人が活躍する時代なのかもしれない。

自分の個性を生かす、そんなメンバーをたくさん増やしていけたらいいと思うし、それができる仕組みを作りたい。

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