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②赤ちゃんの脳と足に異常の疑い。その時、私はどう乗り越えた? 現実逃避しない考え方。
大学病院の予約は2日後に取れた。
夫にも無理やり休みを取ってもらい、私も公休日を変更した。夫の会社の上司が「大丈夫だと思おう! 明日行ってやらなければ、嫁に一生なんか言われるぞ」と半分以上の優しさとほんの少しを冗談を混ぜて、送り出してくれたらしい。いい人だ。
こんな時に人柄がわかる。
仕事中はなんとか耐えた私の精神も、娘と一緒に夫を待つ時間は、またスマホから離れられなかった。「現実を変えようともがくことこそ、現実逃避だ」とYouTubeで聞いたばかりなのに、エゴに負けてしまった。
だけど、もう明日だ。
娘が寝ついて、一人を感じたとき、おなかに話しかけた。
「お母さんはわかったよ。一人で抱え込みすぎるのをやめる、うまくいかないことをダメなことって思わない、それを伝えるために、こうなってくれたんでしょ」
「だから、お願い。障害をもって、生まれてこないで欲しい。お願い。お願い。お母さん、今日のこと、ぜったいに忘れないから。好きなことするし、書くことからも逃げないから」
語りかけた後、おなかの反応はなかったけれど、すっきりした。すこしね。リビングに戻ったら、夫が「ありがとう」とまた言った。うん、と返事をして、赤ちゃんにかけた言葉の意味を聞いてもらった。
「その通りやと思うよ。経験から学ぶんやから」みたいなことを言ってくれた。
子どもは、親を幸せにするためにやってくる。何かを伝えたくて。それを受け取るのが親の役目なら、私の役目は、
・書くことから逃げない。現実のうんたらかんたら(他人からの批判の可能性、実績がない、いいものが書けないなど)の言い訳をやめる。宇宙からのメッセージだけを聞く。それが本当に生きること。
・好きなことを、丁寧に実行する。お茶を飲むこと、寝ること、食べること、小さな欲望を聞いてあげる。
・一人で抱え込まない。素直になる。何でも自分がしっかりしていればいい、と傲慢になって、人を見下さない。家族、周りに頼る。
・失敗、挫折を自分に許す。
子どもってね。
私も、あなたも子どもだったんだよ。
思い出そう。
それが最大のメッセージかも。
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