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お金ないけど服ほしい、とか、貯金したいけど新しいiPhoneほしい、とかいう思考

Netflixのドキュメンタリー「今すぐ購入: 購買意欲はこうして操られる」を見ました。

私も何千何万というお金とモノをドブに捨ててきました。


「私はそんなドブに捨てるようなことしてないし」って、自分のことを信じてました。これは必要な買い物だから。いつか買わなかったことを絶対に後悔するって自分に言い聞かせていたし、それは真実だとも思っていました。


でもそんな「必要な買い物」だって限度があるわけです。

いくら毎日服を着るとはいえ、月に何着も買うべき理由はないはず。

TPOに合わせてアクセサリーを変えるのがいいとはいえ、何十個も必要ないんですよ。だって、TPOってそんなに数多くない。

「現行と比べたらカメラの画質も悪いし」なんてスマホを買い替えるべき正当な理由になりません。


誰かが買ってる、おすすめしてる、めっちゃいいらしい、とか。

全部いま自分が買うべき理由にはならないんです。


インスタとか見るとほしくなりますよね。でも何より、すごくマーケティングがうまいな~って思います。

で、いまめちゃくちゃマーケティングされてるな~って思うので、買いません。


そして悲しいことに「手元にお金がなくても買える仕組み」もすごく充実しています。

自身の家計状況をきちんと把握できていないときにこういう仕組みを利用するのは本当に恐ろしいことなのですが、なんだか最近はすごくポップに利用を勧めてくるな~と思っていて、殊更に恐ろしいです。


私、恥ずかしい話が若いころにこういう「恐ろしい仕組み」を利用していたことがあるので、恐ろしさは身をもって理解しています。


そんな偉そうなこと言うぐらいなら、さぞ毎日頑張ってるんでしょうね、と言いたいですよね。

はい、頑張ってます。頑張ってるので、毎月収入の2割を欠かさず貯蓄に回しています。


ただもう「頑張っている」という意識はありません。

このNetflixのドキュメンタリー内でも出演者が訴えていることですが、

「オンラインショップで見て、ほしいなと思ったものはとりあえずカゴに入れておく。で、数日…数か月経ってもまだほしいと思うなら買えばいいと思う」

まずはこれを実践しています。


そのほか、私が必ず念頭に置いていることは、

  • ちょっと高額なものの分割払いはしない。そんなにほしかったら毎月積み立てて必要なお金がそろったら買う

  • なくても困らないなら今は要らない

  • まだまだ使えるのに買い替える、はナンセンス。壊れたときのために貯金しておく

  • あと○円買ったら送料無料、とかは一切気にしないで必要なものだけを買う(あるいはなるべく1度にまとめて買う)


もちろん、買える人は買えばいいし、私は貯金したくてやっているだけなので、宵越しの金は持たない、みたいなスタンスだったら気にしなくていいことなんですけどね。

まあでも…実際に周りを見てもすごく考えて買っているっていう人のほうが少数派なのかな、と思ったりして…


あ、着なくなった服をリサイクルに回しても、もう結局それもゴミになっている世の中なんですよね。現代は。

だからほんとに「服を捨てる」ときは「私もういい加減これ着るのやめなね…」ってぐらい着古してからのほうがいいかなと改めて思った次第。


というわけで先述のドキュメンタリー、見れる環境の方はぜひ…!

Amazonや有名ブランドに携わっていた人たちが登場して「こういう販促計画があって、売れるように動かしていたんだよね」という話から環境問題から、現代に生きる私たちの購買行動を洗いざらい取り上げています。

家計をもう一段階見直すよいきっかけとなってくれること間違いなしです。

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kinako
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