「自由」なことの「不自由」
私たちの生活の中で、「自由」と「不自由」は常にセットで存在しています。
想像してみてください。
美術の時間に白紙のキャンパスが渡され、「自由に絵を描いてください」と言われましたところを。
何を描いていいかわからず、授業時間の半分くらい無駄に過ごしませんでしたか?
そして気づくんです。
「あっ、構図を決めてみよう」
構図を決めると枠を組設定した、課題が進められましたよね。
自由は不安
「自由に描いて」と言われたのに、課題が進まなかったのはなぜでしょうか?
それは、自由であることに対する不安からです。
不安を感じると、私たちは怖気ついて動けなくなります。
不安を解消するために、私たちは自分自身に枠組みを作ります。
つまり「不自由」を自分に課して、安心するのです。
不自由もいやだ
しかし、不自由な状況になると、私たちは逆に自由を求めます。
学校に行かなければいけない時、授業中に教室に縛られている時、私たちは外を眺めて遊びに行きたいと思っていませんでしたか?
人間はわがままな動物ですね。
自由すぎると不自由を、不自由すぎると自由を求める。
これが私たちの毎日です
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