賃貸派の私が思いつきから2ヶ月で家購入、リノベした話 vol.1
人生何が起こるかわからないですね。
家は賃貸!借金は嫌だ!と10年以上考えていた私が住宅ローンを組み中古マンションを購入&リノベーションしたので、その経緯やリノベして初めて知ったことなどを綴っていこうと思います。
私のおうち経歴
以下が私のスペックとおうち経歴です。
34歳既婚、子ひとり(2022年生まれ)
10年DINKSとして暮らし夫とは計3箇所の物件に住む
1ヶ所目: 新築40平米1LDK
2ヶ所目: 新築40平米1LDK→ペット可物件へアップグレード
3ヶ所目: 築浅80平米4LDK→夫婦フルリモ環境へアップグレード、ここで子が生まれる
ご覧の通り、築浅、新しい設備大好き夫婦です。特に3ヶ所目についてはちょっとしたブランドマンションでした。このおうち経歴から一転し、築44年のノーブランドマンションを購入してリノベーションを決めました。
賃貸派だった理由
とにかく借金したくないというのが理由で、それは奨学金という名の借金のトラウマと、過去の私のマネーリテラシーの低さが原因でした。
地方出身の私は都内私立大学を卒業したとき、250万の借金を抱えました。当時やりたい仕事や自分に何が出来るのかなど全くわからずキャリアって何?状態だったので、当然仕事へのモチベーションも低く20代は長らく薄給で寮や住宅手当なども一切ない環境で過ごしていました。
東京の高い家賃を払いながら奨学金を毎月1万6千円返済しなければならないという事実、真面目に返済しても全く減らない元金、手元にある程度のお金を持つことも必要だと思うが借金返済とのバランスをどうすれば良いかがわからずただただ250万という数字に押しつぶされそうでした。
悩んだ結果、私が取った手段は最速で返済することでした。ボーナスが出ればほんの数万だけ手元に残してそれ以外は繰上げ返済、昇給すればした分だけ繰上げ返済を繰り返して最終的には毎月ワンルームの家賃ほどの金額を繰上げ返済していました。
そうして20代のうちに完済すると、達成感はあるものの社会人になってからずっと「働いてもお金がない」意識で生きていたのでもうこの苦しみは味わいたくないと思い、今後ローンを組まないことを固く決意します。
考えが変わるきっかけ
お金に苦しんだ20代を過ごした私に考えが変わるきっかけが発生します。大きく3つの出来事がありました。
1.鍵紛失事件
ある時、鍵を紛失しました。一般的に鍵をなくしたときに取る行動は2パターンかと思います(えっ1パターンしかないって?いやいや…
すぐに鍵交換をする
ここは日本だし誰かが見つけてくれるだろうから警察に届けてしばらく待つ
お察しの通り、私たちの選択は2でした。(ただ問題を先送りにしただけです…)管理会社から借りていた鍵は2本で、そのうち1本をなくしたので手元に1本しかない状態で2ヶ月過ごしました。夫婦ともにフルリモートとはいえ出社することもそれぞれが週末に出掛けることもあり、それは面倒な日々でした。
その面倒さに耐えられなくなったので、重い腰を上げて管理会社に連絡しシリンダー交換をすることになりました。この時私たちはブランドマンションに住んでいたので鍵が高級仕様で、なんとシリンダー交換に8万円…😇
オーナーなら鍵だけ変える手もありそれなら数千円なのに私たちにはシリンダー交換しか選択肢がありませんでした。
8万円も払うならタッチレスキーにしたいところですが、ブランドマンション様の言いつけに従うことしか出来ず賃借人の立場の弱さを実感した事件でした。
2.子と猫を連れて引越しするの大変すぎる問題
最後に住んでいた物件は定期借家契約だったので、入居時点で退去日が決まっていました。この家で子どもが生まれ保育園に通っていたので、そのまま保育園に通えるエリアで猫も飼えて、ブランドマンションに住み慣れた私たちが満足する設備があり、かつ家賃は下げたい…というのが私の希望でしたがそんな物件はありません!
そして今回も賃貸物件にするならまたこの条件で引越し先を探して引越し作業をするのが大変すぎると思い、これは買った方がいいのでは?という気持ちがチラつきはじめました。
3.夫のフリーランス化
夫は長らく会社員をしていましたが、ある時フリーランスになりました。私と一緒に暮らしはじめてから家の契約主は全て夫でしたが、フリーランスとなるとハードルが上がるので次は私が契約主になることが予想されました。
そうなると、私の給与でいくらの部屋なら借りれるのか気になり、いっそローンを組んだ方がよいのか?など家について主体的に考えはじめる大きなきっかけとなりました。
この3つのきっかけが2023年春〜夏に発生し、徐々に考えが変わっていきました。長くなってきたので今回はここまでとします。
次回はおうちの要件定義について書いていきます。お楽しみに!