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今日のプレイリスト【2023/05/26】

おはこんばんにちは。今日もお疲れ様です。
僕が仕事の移動中に聴いた音楽から選んだ思入れが強い曲、新しい発見があった1曲を語るコーナーです。

きょう今日のプレイリスト


今日はほとんどの時間を使って、「カナダ(アメリカ?)のサザンオールスターズ」ことアーケード・ファイアをガシガシしがんでいました。
なぜだか今日は無性に聴きたくて。

この人たちは新しいことをしようと意気込む感じではなく、今まで見たり聞いたりしてきた音楽(民謡、童謡、クラシック、フォーク、カントリー、パンク、ニューウェイヴ、etc)をブラッシュアップさせて、より良い音楽を作ろうとする姿勢が素晴らしく、特に初期のアメリカ3部作(Funeral、Neon Bible、The Suburbs)においてそれが色濃く反映されています。

なにより僕がこのバンドが好きなのは、あらゆる音楽に対して偏見がなく全ての音楽を平等に扱っている点です。
そういう点ではミューズやコールドプレイとアプローチが似ていますが、アーケード・ファイアはあくまで良質な音楽を作るという点で一貫しており、だからこそローファイでチープな印象を受ける曲も一つ一つ丁寧に作られているのだと感じることができるのです。

あと、彼らの曲を聴いていると自分がいい人間に思えてきます。なぜだか。

今日の一曲

この曲は、聴けば聴くほど印象が変わる不思議な曲です。

初聴はとても清々しいような、希望に満ち溢れた印象を受けます。
しかし、視聴回数を重ねれば重ねるほどその印象は変わっていきます。急かされているような、地に足が着いていないような、何か違和感みたいな不安を感じます。

彼らのデビューアルバム「Funeral」のファーストトラック収録されているこの楽曲は、題名通り「カナダから見たお隣さん=アメリカ」を歌った曲で、当時のイラク戦争について歌った政治色の強い曲です。

初聴で感じた幸福感というのは恐らく、「アメリカは正しい戦争をしているのだ」という満足感で、2回目以降に聴いたときの「これってちょっと違うよな?」という不安は「なんかこの戦争っておかしくないか?絶対おかしいよ」と気づいたアメリカを表現しているのだと思います。

ちなみに、この地に足が着いてない違和感は、曲の途中からテンポが気づかない程度に速くなっていることが原因で、もちろんこれは意図的にそうしているはずです。
(最初はドラマーが下手なんだろうかとも思いましたが、おそらく違うでしょう)
彼らの楽曲は音の重ね方や舞台転換によってイントロと最後の印象がガラッと変わるものが多く、その対比によってより主題のテーマを際立たせたるようなものが多いです。
ガシガシ聴きこんでも全く飽きることがありません。

だから僕はアーケードファイアが大好きです。


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