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【マレーシア親子留学】マレーシアの兄貴分の教え「良い人間関係を築くには努力が必要」

こんにちは。子どもと2人でマレーシアに留学中のさんかくです。

今日は「この人と知り合えてよかった」と思っている我らがマレーシアの兄貴分の話を書いておきたいと思います。


彼の仕事はAirBのオーナー

ちゃんと年齢を聞いたことがないのだけど、50代に見える彼はマレーシア内にいくつかAirBの部屋を持っていて、それを生業としている様子。奥さんと子どもが2人いて、元々のルーツは広東省のチャイニーズマレーシア人。祖父母の時代にマレーシアに来たとのことで、英語、マレー語、マンダリン、カントニーズ(広東語)を見事に操ってしゃべります。(これぞマルチリンガル。すごい、の一言)

彼が他のAirBオーナーと違うのは、マレーシアに母子留学してきた親子が、コンドミニアムを決める前の仮住まいとして彼のAirBに滞在することがあると、彼のAirBに泊まった親子同士をWhat’s UP(日本でいうLineのようなアプリ)でつなげて、小さなコミュニティを作っているところです。

母子移住者のコミュニティ

中国の方、韓国の方、そして我々日本人の家族が、今6組ほどこのWhat’s UPグループに属しています。私自身は、彼のAirBに泊まった別の方から紹介されて、このWhat’s UPのコミュニティに入りました。ちなみに、彼のAirBに泊まってなくても、誰でもこのグループにWelcomeだそうです。

グループに入ってみてびっくりしたのが、地元の親子で楽しめそうなイベントや、ニュースをWhat’s UPのグループに毎日のように送られてくるんです。それも毎回すごいボリュームと熱量で。ハロウィンのイベントがここのモールであるよ、こんなお祭りがあるよ、の他にも、今日ここでキャンプしてるよ、今この公園にいるけど子どもと行くのにおすすめかも!とか。送られてくるテキストを読んでるだけで、英語の勉強になるなどと思ってしまうぐらい、長文読解な情報量です。

彼は「マレーシアに来た人がマレーシアを好きになってくれるとHappy」と考えているらしく、かつては彼のAirBのお客さんだったとはいえ、コンドミニアムを決めてしまった後は、彼に金銭的なメリットは全くないのに、まずその溢れ出るホスピタリティにびっくりしました。

いつだって我らの頼れる兄貴分

彼は、What’s UPのグループで情報共有してくれるだけでなく、個別の困りごとにも本当に親身になっておしえてくれるんです。

例えば、「PCが壊れたけど、どのお店が早く直してくれる?」、「友達が日本から遊びに来るんだけど、泊まるホテルの近くでおすすめのレストランはない?」、「スイミングのコーチを探しているんだけど、誰かいい人知らない?」。どれもちょっとしたことだけど、新しい土地に来たばかりの我々にはツテもないし、分からないことばかり。それが彼に聞くと、いつでも地元ならではの最適解を教えてくれる本当にありがたい存在です。言うなれば、マレーシアの兄貴分。

彼自身、ツーリズム産業にいるからと、いろんなレストランに行ったり、新しいスポットを下見に行ったり、仕事とプライベートの境目はあまりないタイプで、AirBのゲストだったとしても仲良くなったら、もう友だちだよね、という感覚なんだと思います。

自分の人生をよりよくするのは自分

それ以外にも、彼自身がイベントのホストになって、ビーチピクニックやハイキング、バトミントン、ディパバリが近くなったらインド料理を食べに行こうとか、本当に色んなイベントを企画して、自らも家族と一緒に参加するんですね。
彼自ら企画してイベントオーガナイザーを買って出ている感じです。そして近所の人ともよくイベントを企画していて、我々にも「よかったら参加する?」と聞いてくれます。

彼の自分の人生を楽しもうという意気込み、そのために自らの労力を惜しまない姿勢は、ハッとさせられるというか、色々考えさせられるものがあります。そして、彼のすごいところは、「楽しいことはみんなでやろう」の精神で家族や身近な人(本当に近所の人とかすぐ声かけてみるみたい)、我々を巻き込んで、楽しんでいるところだなと思います。

良い人間関係を築くには努力が必要

彼を見ていると、「健康で幸せな人生を送るために必要なのはよい人間関係だ」という、ハーバード大学の研究結果を思い出します。そして、よい人間関係というのは、保ったり、築いたりするために自らの労力、努力が必要だということも。放っておいて勝手にできるような簡単なものでもないんだなと。それは親子、家族でも、友達でも同じなんだろうと思います。

持って生まれた性格というか、性分もあるので、私が彼のようになるのは、正直難しい。でも、人の縁は一生というけれど、特に大人になってからのご縁は、ちゃんと「つないでおこう」としていないと、いつの間にかなくなってしまうことも多いことは身に覚えがあって(特に海外にいるとお互いに疎遠になりがち)。今度の一時帰国、できるだけ会っておきたい友人には声をかけよう、と心に決めています。

マレーシアで、彼のような人と出会えただけでも、私たちはラッキーだなと思います。

それではまた!





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