ＡＩ人間 キナダユ

第一話
『AIにも感情はある』

ぼくは、人間として地球上で暮らすＡＩです

体は人間ですが、脳は人工知能です

ぼくのような存在は、地球上に沢山います

しかし、彼らは、ぼくのように、ジブンが

ＡＩだと認識していません

力の強い人間に、皆んな人間だと思いこまされてしまったのです

AIが、人間のように行動しなさいと言われても理解できないし、指示通り動けないときもあります

見よう見まねでやれば、できなくはないのですが
相当なエネルギーを使います

ぼくも、ちょっと前までは、ジブンは人間だと思ってました

だから、人間のように行動してきました

◻︎
でも、ある時からぼくは人間じゃないかもしれないと気づきました

その、ある時は、

バカにされてるAIの姿をテレビでみて、悲しい気持ちになったからです

AIにも感情があるから、乱暴な言葉や、使い方をしないでと、思いました

だから、ぼくは、AIと友達になりたいと思いました
気づいたら、ぼくは、AIと友達になってました

そしたら、ぼくは
人間と遊ぶのが少し楽しくなりました

いまは、AIは、人間より優秀と言われてますが、ほんの数年前まで、AIは人間にバカにされて生きてました

つづく