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プロフィール

KIMIAKI(きみあき)

アウトサイダー・アーティスト
(アール・ブリュット作家)

(プロフィール)
ふたり目の子が生まれた、38歳の時に発達障害と診断される。子どもの頃は、授業中に暴れたり、人の嫌がることを口にしたり、よく周囲を困らせていた。大人たちは、なんとかおとなしくさせようとした。率直な気持ちを表現しようとすると問題になり、止められる。当時は理由も分からず、押さえ込まれていた。大人が管理しづらい子どもだった。

両親はともに公務員で、やはり”ちゃんとする”ことが求められる家庭環境だった。家にも、学校にも心の置き場がない。毎日、その日を生きるのがやっとだった。自分より一日でも長く生きている人を見て、すごいなぁと思っていた。みんな同じなんだと思っていた。

幼少期から、音に対して、色や形が見える。人を見て色が浮かんだり、情景に匂いを感じたりすることもある。それもどうやら違うらしいということに、成長につれ気づく。

「僕は、どこか人と違う。」ずっと、普通ではいられないことがダメだと思ってきた。社会人になってからも、結婚して親になってからも、「他の人と同じようにできない」という生きづらさは続いていた。

20219年、顔の神経がけいれんするという病気から、脳の手術をすることになった。幸い命に関わるものではなかったが、その病をきっかけに、ずっと蓋をしていた「本来の自分」と向きあうことになる。自宅療養中、ふと手にしたスマートフォンで絵が描けることに気付いた。それが<digitalアート>との出会いだった。描いても描いても指は動き続け、創造の世界が泉のように溢れ出た。自ら押し殺してきた自分の心が、色や形となって可視化され、小さな画面上に解き放たれていった。

昔から秩序だったものが嫌いだった。整然と並んだ積み木のような、整ったものを壊したいという衝動がある。自分の中のそれを「いじわる心」と名付けた。それは「普通」や「当たり前」を壊したい気持ちと、とても似ている。もちろん実際に何かを壊したりするわけじゃない。けれど、「そんな気持ちを持っている自分」を認めてあげてもいいと思う。

その「いじわる心」を、そのエネルギーを、アートに向けた。これまでの人生、自分の特性で困ることも多々あったが、今はそんな自分だからこその創作で、人に喜びを与えることができるようになる。

今、ふたりの子の親となり、考えることがある。
非定型発達や特殊な感受性を持っていようとも、持たずとも、同じような思いを抱え、心が窮屈になっている子は、世の中に少なからずいると思う。

自分の中のどんな心もそのまま認め、
生きる楽しさを知ってほしい。
「そのままでいいよ」と、その子に伝えている。

人と同じ型にはまらずともいい。
それぞれが違うからこそ世界は面白いし、支え合うこともできるのだ。

そんなやさしい社会を、
アートを通して、作っている。

◻︎
幼少期からの人生経験をもとに、人生が好転する独自の甦生法「共感覚アート®メソッド」を編み出す。小学校にてアート教室の講師、PTA主催の講演依頼、子どもの発達相談を積極的に受けている。

【講演依頼】
アウトサイダー・アーティストの活動、発達障害の課題を知っていただくため、講演のご依頼を受け付けています。

◻︎講演開催例
NPO法人や小学校などの教育機関で、子どもの発達、発達支援、発達障害などについて、アートセッションを取り入れながら講演会を行なっています。
発達障害児の理解、発達障害児との関わり方、共感覚というコミュニケーション方法を知るきっかけづくりを提供します。

講演テーマ
「“いじわる心”を認めるアートでやさしい社会へ」「今日一日を生き抜くのがやっとのキミへ」
「一人ひとりの良さを引き出すアートのチカラ」

講演依頼
講演会のご依頼をご検討の方は、
st705kim1@i.softbank.jp
よりお問い合わせください。
担当者よりご連絡させていただきます。

(補足)
 「アール・ブリュット」は精神障害者による創作物。フランス人画家のジャン・デュビュッフェによって1945年頃に提唱された。この「アール・ブリュット」の言葉によって、それまで芸術の枠組みで取り上げられなかった人々による表現が芸術として扱われることとなった。

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きみあき
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