修了式
ついにこの日が
来てしまった
修了式が終わった。
いつもの電車に乗って、いつも通りの時間に登校。最後の日でも、みんな変わらずギリギリの時間にやってきて。でも、なんだかソワソワした空気感が漂っている。修了式が始まる前に、今日の流れが説明されて、なんやかんやしているうちに時間になった。
会場となる教室にダラダラと移動。基本的には座っているだけ。名前を呼ばれて立って、代表者のみ修了証書を受け取った。他の科目も合同で、学校の偉い人の話などもあったけど、30分くらいですぐに終わった。
教室に戻ったら、担当の先生が一人一人の名前を呼んで、修了証書を渡してくれた。正直、ペラペラの紙かと思っていたら、ちゃんとした賞状だったからちょっとビックリ。さらに賞状をはさむカバーまでくれて、ものすごくちゃんとしていた。都道府県が運営する所だからね。そりゃそうだよね。学校が終わった後に、ハローワークに提出しないといけない書類が配布されて記入していく。わりとここまでは事務手続き感が強かった。
一通りの学校としてやらなきゃいけないことが終わると、先生からのお話が。自分のこれまでを踏まえて、これからのことを話してくれて、人生なんとでもなるし予想なんてつかないもんだよなと改めて思った。毎日毎日いろんなことで不安になって、すぐに胃とお腹が痛くなるけど、だいぶムダなんだよね。悩んでいることの9割は起こらないしね。考えすぎるのやめよう。
最後の挨拶が終わって、授業として学校としては完全に終了。その後は、修了証書のカバーに寄せ書きをしてもらったり、写真を撮り合ったりと高校の卒業式の後を思い出すような光景に。本当は来ないはずだった先生達がわざわざ来てくれて、キャッキャッキャッキャッした。まさかのキルフェボンのケーキを、ホールで差し入れしてくれるサプライズもあり、一瞬でその先生への好感度が上がった。自腹で作ってきてくれた先生のグッズは、ずっと大切に持っていたい。
4月に入校する人たちに向けてホワイトボードに、先生達の似顔絵やメッセージを書いたり、ダラダラ教室で話したりしてた。まぁ2度と会えない訳じゃないんだけどね、学校に行けば先生には会えるんだけどね。でもやっぱり寂しいよね。
そろそろ観念してハローワークに行き、その後はクラスメイトたちとプチお別れ会。幹事をしてくれた皆には本当に感謝。夕方に用事があったから、あとちょっとあとちょっとと、本当にギリギリまでいて先に帰った。少しだけでも顔を出せて良かった。でも、みんながInstagramを交換しているのを見て、ちょっと羨ましくなってしまったから、勢いでアカウントを作ってみた。きっと見る専用になると思うけど、気分が乗ったら投稿するかも。自分がInstagramに登録する日が来るとは。なんでも勢いとその場のノリって大事よね。
もっとあっさり卒業を迎えて、さっぱりとお別れをするかと思っていたけど、想像以上に寂しく感じている自分にビックリしている。もしかしたら、もともとこういうノリをしたかったけど、素直になれなかっただけなのかもしれない。ただ単純に、これまではそこまで寂しく感じてなかった可能性もあるけど。年齢を重ねるなかで、環境が変わったことで、なにかしら気持ちの変化があったのだろう。
この半年間のえらかったこと
・入校式から修了式まで、一度もエレベーターを使わなかったこと。階段生活を続けたこと
・Twitterで1日1ツイートを続けたこと
・半年前に入校を決断したこと
これからの課題
・せっかく皆のおかげで自己肯定感が上がってきたから、褒めてもらったら受け取ること。素直になる
苦手なことを褒めてもらって、少し自信を持てるようになったり、1人じゃ進めないときには背中を押してもらったり。先生方やクラスの皆の存在はとても大きくて、今後の人生において、とても意味のある半年間になった。この科に入って、本当に良かった。ありがとうございました。
あくまで職業訓練校は就職するための学校だから、仕事をはじめてからが本番で大変なのは分かっているつもり。学校と仕事は全く別物だから、みんなで仲良しこよしという訳にはいかず、使えないと判断されたらクビになる。ちゃんと働くのは1年ぶりで、いろんなことが怖くて仕方がない。けど、この半年間をきっかけに自分で選んだ道だから、いい選択だったと思えるように、毎日を過ごしていきたい。