退校という名の卒業
声をかけてもらえるなら
受け入れてもらえるなら
いつでも飛び込もう
学校のようで学校でないのが職業訓練校。入学して間もないのに卒業生が出た。ちゃんと言えば卒業ではなく退校だ。次の道が決まったらしい。本当におめでたい。
ただ、予想外の展開すぎて内心は焦っている。みんな将来のことをきちんと考えているんだ。見えないところで努力しているんだ。のんびりしすぎていて、いまから就職活動をしているなんて考えてもみなかった。年明けくらいから活動しなきゃいけないのか。くらいに、ぼんやりしていた。
ぼーっとしていたら次々と卒業していって、教室に1人取り残されるかもしれない。やりたいことがあって残るならいいけど、ただただポツンと何もないまま座っていることになったらどうしよう。怖くなってきた。
やってみたいことがちょっとでもあるなら、タイミングを見計らっていないで飛び込んでいく、くらいの気持ちでいないとダメだよな。チャンスなんて、そう易々と転がっていないんだから。
もし万が一にでも、自分を求めてくれるところがあったら体当たりしてみよう。そこで花開くかもしれないから。