釣れない釣りに行く理由
noteを始めよう、日記を書いてみよう、と思うのはいったい何度めだろう。ザ三日坊主のわたしにはまず続かない。別に日記だからといって、毎日書く必要もないんだけど、やたらとこわばって続かない。なんの制限も設けずに、と決めてみるも、気づくと原稿用紙2枚分までは!とか、せめて1週間に1回は!とか、制限が積み重なっている。たぶん、ものを書くことが向いていないのかもしれない。それでも、わたしの書く拙い文章を、すきだなあと言ってくれる人もいて、もう単純なわたしはすぐに木に登る。そんなわけで、いつ更新されるかわからない、わたしの日記がまた始まろうとしています。
今日は久々に号泣した歌の話をしようかな。田中ヤコブさんの新しいアルバム『ただようだけ』のなかの、釣れない釣りに行く理由。
歌詞がすごくいいの。まだCDが届いていないので、歌詞カード見てからまたきちんと書くね。この歌詞を聴いて、このタイトルを見て、号泣したの。たぶんわかる人にはわかるんだと思う。
父が癌だとわかってから、化学療法を受けていた時のこと、釣りが好きだった父に、執拗に釣りに一緒に行こうよと誘われたので、身体も心配だったしで一緒に行くことに。「釣れたら最高なんだけどなあ」とつぶやきながら、何度も餌を付けては竿を川へ放る、を繰り返す。こんなことも言ってた気がする。「たまには自然のなかで過ごすのもいいんだよ。広い場所でいい空気吸って、のびのびとするんだよ。」家が好きで、閉じこもりがちなわたしに、外へ出るのもいいぞ、と教えたかったんだろうと思う。それが父と行った最後の釣りになった。
その前振りがあっての、ヤコブさんの曲になる。父からのメッセージのように受け取れて、号泣。今日はそれに尽きる。早く歌詞カード見たいな。