フィリピンで学んだ男として重要な考え方を実践していたら結婚も出来て年収も跳ね上がった件

僕がフィリピンで語学留学していた時の話です。二人部屋に住んでいたのですが、その時のルームメイトがカザフスタン人の中年男性でした。彼の名はたけし。ビートたけしに似ていたから俺が勝手にたけしと呼んでいるだけで、誰も彼のことをたけしとは呼んでいない。

彼は僕のことを弟分みたいに可愛がってくれて、しょっちゅう飲みに連れて行ってくれたり、タバコ一緒に吸ったりしてました。

たけしはカザフスタンでエンジニアをしていて、バツ2で3人目の奥さんは当時妊娠中。特に彼はイケメンという訳ではなく、本国では割と成功している方みたいだけど石油王みたいにすげぇ金持ちって訳でもないのですが、なぜかめっちゃモテてた。現地でフィリピン人の愛人みたいのなのもいつの間にか作ってたし、その他にも学校の先生とかも手篭めにする勢いだった。

そんなたけしも国に帰る日が近づいてきた。最後に二人で飲みに行った日に、彼はものすげぇ酔っ払いながら、今からお前に男として大事なことを教えてやると語り出した。
※記憶が曖昧なので思い出しながら書きます

「ヒデ(俺のこと)、欲しいものがあったら遠慮するな、力づくで取りに行け。それが人のものであってもだ。女は強い男が好きだ。アイツ(たけしが狙ってた学校の先生)も最初は嫌がっていたけど、だんだんと俺に心を許し始めた。俺が強引に攻めていった結果だ。

女だけじゃない、仕事もそうだ。絶対人に譲るな。必ず摑み取れ。ヒデ、強い男になれ。自分が欲しいものを奪い取れる強さを身につけろ」

一言一句覚えてる訳ではないですが、彼はこんなことを言ってました。要は、欲しいものは全部手に入れる強さを手に入れろ、ってことでした。

もちろん力不足で手に入らない時もあるでしょう。けれども、掴みとるためのアクションは絶対に仕掛けるべき。彼が言う本当の強さとは、そのアクションを起こす力のことではないでしょうか。

欲しいものは奪い取れ、これはたけしから学んだ超重要な人生観でした。ビジネスの世界は、顧客の奪い合いです。運送なら、他の運送会社が既に入り込んでいるところに無理やり割って入っていかなければいけません。パーソナルトレーニングを受けたいと思っている人のパイも奪い合いです。

普通だったら運送業回でもフィットネス業界でも新参者は尻込んでしまうような場面でも、たけしから学んだ欲しいものは掴みとる精神で貪欲に喰らいつきました。なぜか、あの日たけしが僕に語ったことは深く僕の心に突き刺さったのです。

そして、実は僕の妻は、出会った当時他に付き合っていた人がいました。僕は何が何でもこの人と結婚したいと思ったので、全力で奪いに行きました笑
多分、たけしに出会っていなかったら、彼氏持ちという理由で諦めていたでしょう。

本当になぜだか分かりませんが、あの日たけしに言われた言葉のおかげで、欲しいものは掴みとる精神が芽生えました。あれがなかったら、色んなことをあれこれと理由をつけて諦めていたかもしれません。今の僕があるのも、あの日たけしから教えてもらった言葉があるからこそなのです。

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