見出し画像

「ポケモンカード151」発売までのカウントダウン


2023年も暮れ、色んなものを片付けたり整理する中で6月に下書きのままだったこの記事を年を越してしまう前に書き上げようと思いました。

「ポケモンカード151(イチゴーイチ)」の販売までのムーブ、プロモーションについてまとめてみます。


ことのはじまりはユリ・ゲラー氏のツイートだった。

遡ること2023年1月26日。
6日前に新シリーズの「ポケモンカード スカーレット&バイオレット」が開幕したばかりの出来事である。

ユリ・ゲラー氏がユンゲラーのカードについて言及した。

(まだこの時はTwitterだったね。。)

ユリ・ゲラー氏がポケモンと和解したことで、ユンゲラーがポケモンカードに復活をする、更には6月16日に「ポケモンカード151」が発売されるという本人の動画付きの情報が発信されました。熱量が凄かった。。

リークは置いておいて、ユンゲラーの復活と聞いてとても嬉しかったなぁ。


〜ユリ・ゲラー氏とポケモン〜

ユンゲラーは超能力者のユリ・ゲラー氏をモデルにしたとされるポケモンである。
旧裏時代の「わるいユンゲラー」を見たユリ・ゲラー氏が名誉毀損として任天堂を相手に1999年から何度か訴訟を起こしている。通称ユリ・ゲラー裁判も行われたこともあり、ユンゲラーのカードは2002年のカードeの収録を最後に約21年間登場していない。

ポケモンwiki参考





その後、4月1日に開催された「チャンピオンリーグ2023 宮城」のエキシビションマッチにて「ポケモンカード151」の情報が公式にサプライズ発表される。

突如現れたミュウexやフーディンexの試合にとても興奮しました!!栗原類選手格好良かった。
(8:37:15からチャプターあり)





「ポケモンカード151」販売までを時系列順にまとめてみました。

1/26 ユリ・ゲラー氏のSNS発信

4/1 チャンピオンズリーグにて公式発表

GW〜 ポケカチャンネルやポケセン、
展示など各メディアで新カード公開


6/9 カードリスト公開

6/16 発売


GWから「ポケモンカード151」の新カードが様々な形で発表され続けました。
公開されたカードをさらに詳しくまとめたので振り返ってみましょう。




新カード公開 連動企画まとめ


チャンピオンズリーグ2023宮城
(4/1)

「ミュウex」 151/165 RR
「フーディンex」065/165 RR
など



ポケモンカードチャンネル
(4/28-6/12まで順次)

全65枚(6/12の開封動画含む
CL2023公開カード除く)



ポケモン化石博物館
(4/29-5/7)

「オムスター」 139/165 R
「カブトプス」 141/165 R
「プテラ」 142/165 R
など



全国のポケモンセンター
(5/13)

「ラッキー」 113/165 R
など

全国のポケモンセンター ▶︎「ラッキー」
サッポロ ▶︎「ロコン」
トウホク ▶︎「ラプラス」
トウキョーDX ▶︎「カビゴン」
メガトウキョー ▶「メタモン」
シブヤ ▶「ミュウツー」
スカイツリータウン ▶「カイリュー」
トウキョーベイ ▶「シードラ」
ヨコハマ ▶「シャワーズ」
ナゴヤ ▶「エビワラー」
カナザワ ▶「バタフリー」
キョウト ▶「ラフレシア」
オーサカDX ▶「フリーザー」「サン
ダーex」「ファイヤー」
オーサカ ▶「ニャース」
ヒロシマ ▶「コイキング」「ギャラド
ス」
フクオカ ▶「ドードリオ」
オキナワ ▶「ウインディ」



〜チョイスされたポケモンについて〜

主にその土地を象徴するポケモンが選出されていると思われますが一部予想が付きにくいポケモンも。

Twitterでの皆さんのやり取りの中などで個人的になんとなく腑に落ちたイメージをまとめました。あくまで憶測です。

「ロコン」→サッポロにアローラロコン
「ラプラス」→宮城県応援ポケモン
「カイリュー」→空、レックウザと同じドラゴンタイプ
「エビワラー」→エビフリャー
「バタフリー」→九谷焼の花鳥風月に北陸の美しい自然をイメージしてバタフリーが描かれる
「ラフレシア」→和のイメージ、ふりそで着物、エリカ様
「ドードリオ」→鶏料理が有名、絶滅したドードーが昔来たことあるのが九州の地



コロコロコミック 6月号
(5/15)

「ピッピ」 035/165 C
「ピクシー」035/165 U



Vジャンプ 7月特大号
(5/19)

「スピアー」 015/165 R



ORICON NEWS
(5/21 12:05)

「サワムラー」106/165 U



KAI-YOU
(5/21 17:00)

「カイロス」 127/165 U



インサイド
(5/22 17:00)

「ラッタ」 020/165 U



ファミ通.com
(5/22 19:00)

「ケンタロス」 128/165 U



電撃オンライン
(5/24 19:00)

「パラセクト」047/165 U



ポケモン情報局
(5/28 10:00)

「カモネギ」 083/165 C



マイナビニュース +Dgital
(5/29 10:26)

「オニスズメ」 021/165 C
「オニドリル」 022/165 U



4gamer
(5/30 15:00)

「クサイハナ」 044/165 U



ロードシルク
(6/2 20:00)

「アーボ」 023/165 C
「アーボックex」 024/165 RR



本郷奏多の日常
(6/2 21:00)

「イーブイ」 133/165 C
「サンダース」 135/165 R



とりっぴぃ
(6/3 16:03)

「ポッポ」 016/165 C
「ピジョン」 017/165 C
「ピジョット」 018/165 U



ポケるんTV
(6/4 13:00)

「ニョロモ」 060/165 C
「ニョロゾ」 061/165 C
「ニョロボン」 060/165 U
「ニョロゾ」 176/165 AR



愛の戦士チャンネル
(6/4 17:00)

「トサキント」 118/165 C
「アズマオウ」 119/165 U



ライバロリ
(6/4 20:00)

「ヤドン」 079/165 C



ぽへチャンネル
(6/5 18:00)

「ポリゴン」 137/165 C




6月9日のカードリスト公開までに開示されたカードは165枚中118枚。
約71.5%という数字は個人的に大きい印象で、カードリストを見る楽しみは少なく感じました。裏を返せば精力的にプロモーションをしていたとも取れます。


とはいえ販売まで盛り上がっていたかというとそうは感じられませんでした。


というのも、イーブイヒーローズのスペシャルアートやサポーターのSRが高騰したり、長場雄さんとポケモンのコラボグッズが5月中に発売。ブイズのプロモカード配布は即終了。混乱を招き、ポケカ界隈の一部の民度の悪さを曝け出した形となりました。

2023年12月現在、プロモカードの再配布や
グッズの再販は未だない。


様々な形で新カードが公開されましたが、全国のポケモンセンターで行われたパネルでのカード公開はSNS上でほとんど話題にならず、ここまで写真をあげる人が居ないのかと興味の薄さに驚きました。
パネル公開時、拡張パックの再販と土日が重なった為に混雑し、写真が撮りづらかったりそもそもパネルが見つけづらかったりしたのも要因だと思います。

この企画は個人的に気に入っていたこともあり、どのポケセンでどのカードが公開されたのかとても知りたくなりました。
Twitterの検索機能を使って自力で調べてみるものの、SNSが発達している時代とは思えないほどの情報の掴めなさ。
色んな人に協力をお願いして各地で公開されたカードを粘っこく探したのはいい思い出です。
トウキョーベイのシードラに至っては比較的忙しくない時間帯に電話で問い合わせをして教えていただきました。
みなさま、その節はお世話になりました。


ネットニュースの記事での新カードの公開ラッシュもありました。こちらもTwitter上でのビュー数やいいね数は伸びず、せっかくの記事もどの程度読まれたのか。。
1日元ツイが発見されなかったり、画像だけが回る感じがなんとも。
拡散する方も出元をはっきりさせて広めるようにして欲しいなと思いました。


ポケモン化石博物館やユーチューバーさんとのコラボは少し話題になったのかなという印象はありましたが発売までの助走はうまくいっていなかった印象を受けました。

また、カード公開する度に151専用のページが更新されずうまく機能してないという話も聞いてなんだかなぁ。という気持ちにも。。


〜そのたの151に関する動き〜

・ポケセンオンラインにてファイルセットに付属するカードポスターの画像が公開された後すぐ削除(カードリスト公開前だった為)

・デッキコンテスト開催
選ばれた人には151のBOXプレゼント

・ポケカチャンネルのメンバーが151の中で好きなポケモンをTwitterのヘッダーに設定

・151の公式ページにてポケモン早押しタイピングゲームが遊べる(ライチュ梅川さんが早い)


受注生産があったもののあまりBOXは開けないタイプなので応募はせず。未だに剥いていないパックです。




豪華ミラー仕様に関して


ひとつどうしても許せないことがあって、通例になりつつあるモンスターボールミラー仕様のカードに加え、マスターボールのミラーを収録したのがとても残念でした。

1BOXに1枚という封入率で、集めるのは相当のお金と根気がいることと思います。集める前から心が折れました。

モンボミラーコンプも目指そうかと思いましたがマスボがあることでかえって興醒めし、モンボすら集めていない現状です。
更にナンバリングの付いた専用リフィル付きのファイルが入手しづらかったのもモチベーションを下げました。

モンボだけなら楽しく集めていたはずなのにな。。
封入率さえ違っていれば面白い試みと捉えられたかもしれません。

コレクションファイルプレミアム 151


色々と書きましたが、個人的には好きな企画ですし、素敵なカードが多いので大好きなパックではあります。




イラストレーターさんに関して


有田満弘さんはポケモンカードの企画段階から関わり、今まで数々のイラストを手かげてきたポケカには欠かせないレジェンドと言われるイラストレーターさんです。

ソード&シールド期のイラスト抜粋


新シリーズが始まってから有田さんのイラストが収録されなくてファンの間で続投か否かの不安が広がっていました。

そんな中、4月1日のチャンピオンリーグのサプライズ発表にて「ケーシィ」「ユンゲラー」「フーディンex」のイラストを担当、収録されることが判明しました。

これにはたくさんの人が一時的にではありますが安心したことでしょう。
それも、あの「ユンゲラー」のカードの復帰を有田さんが描くというのが納得の采配であり、想像を遥かに超えるとてつもなく格好いいイラストで戻って来ました。手に入れるまで楽しみでたまりませんでした。

「ユンゲラー」 064/165 U


また、151を担当したイラストレーターの中には思い入れのある方もたくさんいると思います。

気になったイラストレーターさんをピックアップしてみます。


軍島曹一郎さん

「カブト」 140/165 U
「カブトプス」 141/165 R

軍島曹一郎さんは以下のツイートを固定ツイートに設定しています。


さとうなるみさん

「イーブイ」 133/165 C

第1回 イラストグランプリにて準グランプリを受賞したのがイーブイ


おかちぇけさん

「ヤドン」 079/165 C

第1回イラストグランプリで一次審査を通過したのがヤドン


ぎどらさん

「ヒトカゲ」004/165 C

有田さんのヒトカゲのカードに思い入れのあるぎどらさん


松野千歌さん、にそにそ太さん、せきおさん、カンダシンジさん

「キャタピー」 010/165 C
「ベトベター」 088/165 C
「クサイハナ」 044/165 U
「プテラ」 142/165 R

各々つぶやきから思い入れを感じます。
どんな思い出があるのか聞いてみたいです。





以上151についてのプロモーションだったり発売までの流れを振り返ってみました。

当時の空気感やムーブって残しておいた方がいいなと思う場面がコレクションしてる中であって、今回形にしてみました。

特にポケモンセンターなどのあらゆる場所で新カード公開というプロモーションが好きではあって、調べていくうちに思い入れも強くなったので書いてみたくなった次第です。


最後まで読んでいただきありがとうございました。

これで年を越せそうです。


© 2023 Pokémon. © 1995 - 2023 Nintendo/Creatures Inc./GAME FREAK inc.​



Twitterでは素敵ポケカについてつぶやいています。@PK__SAYONARA


今年、ポケカをイラストレーターさんの名前から検索出来るサイトを立ち上げました。
まだ網羅とはまでは行きませんが是非ご利用ください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?