元気な婆さんの考察-人生100年時代において
周囲に元気な婆さんが多い!
元気な婆さんと接する時、それは常に驚嘆と感動をもたらしてくれる。
そもそも昔から、「生命力」というものに強く惹かれる。そこから派生して、「図太い」「雑草のような」「ギラギラ」「したたか」「オレンジ色」などなど、打ちのめされても立ち上がるという強い生命力を感じさせるイメージに心が向く。
さて、そういうわけで、周囲の80歳超え、90歳超えの元気な婆さんたちのエピソードを綴ってみようかな、と思った。
今日はひとつ。これから何度も登場する予定の、裏の家に住んでいる山田さん(仮)。確か今年96歳。この山田さんはとにかくスーパー婆さんである。彼女は40歳くらい(?)の孫息子と二人暮らし。
とにかく、声がでかい。週に数回この孫とけんかをする。この孫も随分と大人げないと思わせるようなひどい暴言を山田の婆さんにぶつけまくる。とてもここに書けないようなヤクザな内容を理論でコーティングしてザクザクと山田の婆さんを刺す。
最初の頃、これは「虐待」にあたらないのかしら?と心配したものだ。が、しかし。わお~。山田の婆さんは全く負けない。ひるまない。むしろ威嚇し返すメスライオンのよう。息をつく間もないほどに、大声で孫を怒鳴り散らしまくしたてる。
そしてどんどんエスカレートする2人の暴言は、そのうち声がオーバーラップし始める。相手が何言ってるか、全く聞こえないだろ、それ。というところまで行くと、そのうちぴたっと両方だまり、終わる。
なんじゃそりゃ。というところではあるけれど、これって結構すごいよね。96歳、隣の家に内容全部聞こえるくらいの大声で40歳くらいの孫とやりあって、「負けない」。この「負けない」がポイント。これぞ生命力の塊。
ちなみに山田さんは電話で話す内容も丸聞こえ。だめだめ!そんな秘密の内容を近所に情報提供しちゃだめだから!と思いつつ、山田の婆さんを楽しむ今日この頃。
ほんとに尊敬してます。そのまま長生きしてほしい。
山田の婆さんエピソードはいっぱいあるので、またアップしま~す。