色々思う厄介事。

のべつにTV等で放映の、健康関連通販番組について。

近年、TVと言わずラジオと言わず、のべつ幕なしに健康食品や化粧品等の通信販売番組が放映されている。

昼に仕事から帰ってきて、TVを点ける。と、通信販売の専用チャンネル提供の番組が。
「またか…」。リモコンを操り別のチャンネルに変える。と、こんどは「ひざ関節のお悩みは〇〇で解決！」なるニュアンスの医薬品のCM…。その他、何処を点けても「シワ改善化粧品」とか「5年間で〇〇万本売り上げた育毛剤」「この〇〇酵素を飲んで長年の健康の悩みを解決しましょう！」などなど、のべつ幕なしにこの手の通販CMが流され続ける。

明らかに50代以上の人々をターゲットにしている、この手のCM群。
実は私自身もその年齢層だが、この年代は、「老い」や「死」への潜在的な恐怖を抱え乍ら、日々を生きている。

そんな年代に向けて日がな一日、メディアを通して流され続けるCM…。例えば、ひざ改善の「グルコサミン」、視力改善の「ルテイン」等のサプリメント商品、「シワ改善」の各種化粧品、「薄毛予防」の整髪/育毛剤などは「老い」の恐怖を和らげるもの、そして頻尿改善の「八味地黄丸」や糖尿病を予防/改善するお茶や酵母サプリは「死💀」への恐怖を和らげ、健康長寿を望む人々の、幾許かの欲求を満たすものと言えよう。
TVやラジオ、インターネットを通して、流され続けるこの手の通販番組若しくはCM。思うにこれらは、死💀や老化🧓🧑‍🦳という人に於ける加齢を含めた「エントロピーの増大」現象への恐怖を殊更ことさらに煽り、商品を買わせて儲かる為のシステムなのだ。
そんなシステムにノセられ、お目当てのサプリを手に入れ、それを毎日飲み続けて、気付けば『アリャ？全然効かない🥺😵‍💫。やっぱヤメよう。あ〜10000円損したわあ』なんて言い出したりする場合もママある事だろう。

其ればかりか、最近は「機能性表示食品」というジャンルで健康被害が頻発しているというではないか🥺。某製薬会社の紅麹製品の中に青黴アオカビ由来の「プベルル酸」が混入していたとわかったとその会社がアナウンスしていたが既に厚労省がコレを探知していた、とや…。更には最近の報道で、その有毒なプベルル酸以外の成分も混入していたとや！という事は何らかの製造過程でのミスか、悪意によるワザとの混入か…😗🙄🤔🥺😵‍💫。

ともあれ、私達の身体で確実に進むエントロピーの増大である経年劣化、すなわち「老化」への恐怖を煽り、健康被害が齎されるような食品や、効能を大袈裟に喧伝する医薬品を買わせる今日びの風潮には、細心の注意を払ったほうがいいだろう。

無論、これら通販番組で喧伝されるものの中には、ちゃんと効くものも有るだろうけれど、何だか効くのかどうか怪しいものが結構数あふれているように思える。

ので、どうしても購入したければ、徹底した検討が要る筈だ。

ともかく、死にたくない、若くありたいという、人々の気持ちにつけ込む通信販売番組にはすぐに飛びつかないのが賢明だと思うが。