猫舌の人はラーメン二郎に行こう
前回「タコ焼きは冷めた方が美味い」説を検証しましたが、今回はそれの発展版です。ご容赦を。まだ前回見てない人は先に読んどいた方がいいかもよ!「タコ焼きは冷めた方が美味い」ということ以外特に情報はないけど!
その前回の記事で僕が新たに提唱したのは
「この世の料理は全て冷まして食った方が美味い」説。
これは果たしてどういうことなのか?
そのままです。冷まして食った方が美味いんです!!
まあ好みと言ってしまえばそれまでの話でもあるし、アツアツが美味いという方もおるでしょう。別にその方々を否定するつもりは毛頭ございません。
僕がこの説を伝えたいのは、「熱いのホントは苦手なんだけどアツアツじゃないと美味しくなくなっちゃうのでは」という強迫観念に駆られている子羊たちです。
僕は人を救いたいのです。かつての自分がそうだったように、考え方ひとつで今後の人生が輝いて見えるようになることを。
てなわけで、アツアツ代表の料理「ラーメン」を例に取り、冷めた料理の美味さを説明していきましょう。
ラーメンのネックはやはり早く食わないと麺が伸びてしまうこと。なので熱いのに急いで食べて火傷しまくり味見失いまくり夜うなされまくり。しかもこれに関しては熱さではなく時間で味が悪くなってしまうのでなかなか冷ませ!とは言えない事実。
冷ました方が味が分かって美味いんだけどね…なんだろうねあの熱さ…
たまにさ、石焼ビビンバの器みたいなのに入って完全に沸騰してるラーメンとかあるじゃん。あれなんなんだろうね。そんな親の仇みたいに熱くする必要あるんかね…なんかヤなことあったのかね…
俺だって熱さを気にせずズルズルいきたい!スープをゴクつきたい!ご飯ぶち込んでオジヤックタイムに勤しみたい!どうすれば!!
たしかに難問ではあるんですが、実はその辺を解決してくれるラーメンがあるんです。
それは「ラーメン二郎」です。
二郎系ラーメンは麺の上に大量の野菜が乗ってるのでそれを処理しないと麺が膨れ上がり食い切れなくなってしまうという弱点があります。
それを解決するのが俗に言う「天地返し」。
下から麺をすくい上げ野菜と位置を反転させることにより麺の伸びを防ぐというウルトラCの荒技です。これを使い麺の増加を防ぐのが一般的なジロリアンですが、今回大事なのはこの技の副次的効果。
「天地返し」を使うことにより
スープから離脱し野菜の上に来た麺がすぐ冷めるんです!!!
そして野菜がスープに浸ることによりスープも早めに冷めるんです!!!
まさにネコジタンには嬉しい副作用!!麺も伸びずにしかも冷めて美味しく食べられる!!
あの延々と続くフーフータイムも雫単位でしか飲めなかったスープも、この天地返しひとつでクルッと平和解決!これほどまでに上手くいくラーメンがあったでしょうか!
そう!!ラーメン二郎の人気の秘訣は「冷ますことができるラーメン」だからなんです!!ガッテンガッテン!!エレファントジョン再結成求む!!
あんなに熱狂的なファンがいるのも納得ですね。ラーメン二郎に並んでいる人はみんな冷めたラーメンを食いに行ってるんだ!間違いない!
ネコジタンな子羊たちは「ラーメン二郎って急いで食べなきゃいけないから冷ます時間もなくて絶対無理…フーフータイムは圧倒的ギルティ…」なんて思ってたんじゃないでしょうか。
諦めないで!!ラーメン二郎はそんなネコジタンのために生まれたんだよ!熱いのを気にせずズルズル啜れる快感を味わいに行こうよ!君の青い車で海へ行こうよ!こっちにはバンテリンあるよ!
というわけでタコ焼きに続きラーメンも冷ますことに成功しました。もし「これも冷ましてくれ!」「これはアツアツじゃなきゃダメだろ!」などありましたらお気軽にどうぞ。見事冷ましてみせましょう!
新しい冷ましを作るのは、猫舌のみなさんと二郎好きのみなさん、そしてnoteの前のあなたたちです!!