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4wire インカムミキサー

特殊な用途に合わせて小型のオーディオミキサーを自作しましたという話です。

PA現場ではしばしば、ミキシングしながらステージやMCや会場整理に指示を出す場面があるかと思います。えっ、無い?人的リソースが豊富なようで羨ましい限りです。
メイン卓とインカムをミックスしてヘッドホンで聴きたいとき、通常YAMAHA MG06などを使用するかと思います。でも、コンセントが1口埋まるし微妙に大きいし微妙に高い。そこで、インカム専用ミキサーとして自作してしまおうというわけです。

求めること

・メイン卓からのヘッドホン音声を入力
・インカムMars T1000からの音を入力
・ヘッドホンへ出力
・個別ボリュームとマスターボリューム
・なるべく小型、電池駆動
・あわよくばミキサーからMars T1000へ入力

Mars T1000の仕様

うちが普段使っているインカムはHollylandのMars T1000です。ベースステーションの4極3.5mmプラグから音を取り出してもいいんですが、そうすると使えるヘッドホンが1つ減ります。これはもったいない。
本体をよく見てみるとRJ45端子があります。これはイーサネットではなく、もう1台のMars T1000ベースと接続し子機の数を2倍にするためのもの。説明書を参照すると、どうやらRJ45から音声を取り出せそうです。
また、RJ45に音を入力することもできるようです。ガナリ(卓から会場に音を出すマイク)とインカム用のマイクも共通化できそうですね。

ピンアサインは説明書に記載があります。
1,2:NULL
3:OUT+
4:IN+
5:IN-
6:OUT-
7,8:GND

というわけで

完成しました!

中身はこんなかんじです

いやー、大変申し訳ないんですが、詳しいことは忘れてしまいました。頭の中に設計図を書いてから半年後のいまnoteを書いています。覚えている範囲で仕様を書いていきます…

ミキサーからの入力はアンプ無しのパッシブミキサーです。
ヘッドセットからの入力はオペアンプを使用しました。NJM4580dd
オペアンプを駆動するにあたり9V電池を使用しています。バイアス電流だっけ?か何かの回路も入れたはず。でも、そこをうまく扱い切れず、ボリュームを0にしても音が漏れ出てきたりしました。
ボリューム(可変抵抗)はALPSのちゃんと(?)したやつを使ってみました。RK09L12D0A1W
つまみはYAMAHA MGシリーズのものがピッタリです。
入出力端子はいつものノイトリックたち。
ケーブルはカナレの余ったマルチから持ってきたものです。
製作から半年経ってから見ると、いろいろ下手ですね^^

個人的にこれは失敗作だったので、詳細はあえて書き残さないことにします。
すみません。かっこつけてしまいました。本当に覚えていないだけです。
Mars T1000のRJ45からの音声出力は何らかの音声増幅をしないと使い物にならないレベルだった、ということだけ書き残しておきます。

特に参考にならなかったと思いますが、ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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