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Photo by
tajifusen
冷静さを欠いている
小学生のころからテストでケアレスミスが多かったり、
冷静に考えればそんなことわかるじゃんという間違いが多い。
先日某急ハンズでボールペンの替え芯を買おうと思っていたところ、
目当ての棚の前に、おそらく職業はゴスペルシンガーで間違いないであろう恰幅の良い女性が立ちはだかっており全く見られなかったので、横にあったゲルインキの安いボールペンで”邪魔”だの”曙”などと試し書きをしていたらやっとどいてくれた。
ほしいインクの型番を探そうと思い棚の前に行くと、
さっきの女性が捌けていった方向と逆側、つまり私の背後から圧を感じたため振り返ると先ほどのゴスペルシンガーがすぐ後ろで腕を組んでいるのである。
「え?物理的にこの一瞬で棚の周り一周して戻ってくるのは不可能じゃね?瞬間移動?同じ値段でステーキを!?」
などと考えていると棚の向こう側から同じ女性がこちらを見ているではないか。
「え?分身?領域展開?同じ値段でステーキを?」
などとたじろいだのだが、ただの双子(もしくはそっくり姉妹)だった。
よくよく考えてみるまでもなくわかりそうなものだが、見た目がなかなかにパンチがあっただけに、通常の思考回路で双子(もしくはそっくり姉妹)という選択肢が頭から抜け落ちていただけなのである。
どうでもいい出来事ではあったが、普段から勝手な決めつけや思考ロックから選択肢を見落としてしまっていることがあるのかもしれない。
小学校のテスト終わりと一緒で少しの余裕をもって見直しをするくらいのゆったり感をもって生きていきたい。