サンタからのギフト
マレーシア親子留学を、白紙に戻した。
また0から始める。
エージェントさんに
お詫びの連絡を入れ、
旦那に、
私一人で何とかする!なんて到底無理な話だった。
偉そうに言ってごめん。と謝った。
銀行の融資、
私に貸して頂けるお金は1円もなかった。
お金のことを心配して、
先に進もうとしなかった旦那に
「お金のことは、私が何とかするから。借りるのも、返すのもアナタには迷惑かけへんから。お願いやから、黙って見てて!」
でも…、何ともならなかった。
銀行さんは口を揃えて
「旦那さんになら、何とか…」
貯金0、
でも親子で留学したいからお金貸して^^
という私に、
精一杯の返答をしてくれたんだと思う。
本当なら、
は?一昨日来やがれ!って話。
このことで、
お金持ちじゃなくても!
家族が賛成してくれなくても!
こんな素敵な選択肢、
私がやらなきゃ誰がやる?
善は急げ!
何年後かには、
今私のこの選択は正しかった。
本当によかった。
と言わせる根拠なき自信だけ満々で、
何が何でも!って突き進んで来た私に
“あなた、
本当にこのまま進んでイイの?”って
問われた気がした。
同時に…ある時から
“手段”を“目的”にすり替えていたことに気づいた。
子どもたちに明るい未来を、
みんなで豊かな人生を送ることが目的
日本で子育てしていく不透明さに悩んでいる全ての人達の希望になりたかった。
マレーシア親子留学は、
その手段のひとつだった…はず。
なのに、
気づけばその手段が目的になってた。
そうすることで、
私は向き合いたくないことから逃れようとしてた。
カッコよく?私らしく?
都合よく生きて行ける。
いつからか、
そんな風に考えるようになっていた自分にハタと気づいた。
“みんなの幸せ・豊かな人生”にきっと繋がる!って
純粋な想いは、いつしか身勝手な邪念だらけになってた。
純粋な気持ち、誠実さ、謙虚さを持って、
本当に心から私と子どもたちの幸せを考えてくれてたのは、旦那だった。