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緊急追悼 さらば、つば九郎担当スタッフの方
昨日の夜、悲しいニュースが流れた。
東京ヤクルトスワローズの公式マスコットキャラクター、つば九郎の中に入られた球団担当の方が亡くなられた。
死因は「肺高血圧症」。今月1日からキャンプインされた沖縄県浦添市には滞在していた。
しかしその後体調不良となり、今月6日に球団は体調不良の為、当面の間活動休止する事を発表した。
ヤクルト球団の選手・首脳陣・球団関係者及び、多くの野球ファンがみな心配された。
僕も昨年22年振りに神宮球場に足を運んだ。当時は現在のようなフリップ芸や目立ったパフォーマンスがなかった印象である。
しかしその方は今回判明したのは、沖縄から東京に帰京する際に空港の搭乗口で倒れ、豊見城市内の病院に入院。重病どころか一刻も争う状態だった。
そして奇跡は起こせられなかった。昨日の夜、球団から訃報を伝える事に…。
今回の死因となった肺高血圧症とは、右心系から肺へ血液を送る肺動脈の圧力が慢性的に上昇する難治性の呼吸器疾患・循環器疾患との事。
つまりマスコットを被りながら一年間、夏も苦しい状態の中で、ファンにはその姿を晒してはならない職業である。
思えば2023年(令和5年)の夏に、中日ドラゴンズのマスコット「ドアラ」や埼玉西武ライオンズのマスコット「レオ」も一時期休養していた。だからつば九郎もこれまで幾多と体調不良等で休養したのも分かる。
それくらい過酷な事である。
つば九郎の愛されるキャラクターは、日本全国津々浦々、野球ファンに愛され楽しませて下さった。
1994年(平成6年)から登場したつば九郎。足掛け30年で通算2000試合以上出場。
ドアラやレオだけではない。セ・リーグ5チームのマスコットや、パ・リーグ全チームのマスコットからも愛されていた。
2022年に他界された「ダチョウ倶楽部」の上島竜兵さん(5月11日に他界・享年61歳)の際には、フリップにて追悼メッセージを。また5回終了時中のパフォーマンス「空中くるりんぱチャレンジ」も失敗に終わると顔は普通でも、心は泣いていたに違いない。
憎まれないキャラクターと愛される人柄。今回亡くなられた担当の方を超える人はそう表れない。球団は当面の間、活動休止を発表した。
最後につば九郎担当の方へ。僕もあなたのキャラクターの大ファンの1人でした。
あの世からゆっくり休んで、今シーズンのヤクルトの戦いを見届けて下さい。
そして必ずしも3年振りのリーグ優勝と、4年振りの日本一に輝く事が、つば九郎にとって一番喜ばしいはずです。それを天国から信じ見届けて下さい。
謹んでご冥福をお祈り申し上げます。合掌。
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