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ロサンゼルス・ドジャース日本人トリオの2025年シーズン
2月11日、今日は建国記念の日である。
キャンプも今日で11日目。第3クールに突入するチームが多数で、対外試合や紅白戦も取り入れるチームも増える。
実戦モードに向けていよいよ本格的となってきた。
そんな中、海の向こうのメジャーリーグもスプリングキャンプが始まる。また既に始まっているチームもある。
そこで今回は2025年シーズンの日本人メジャーについて、僕なりに分析したい。
その第一弾として、ナショナル・リーグでプレーする日本人メジャーについて取り上げてみたい。まずは日本人選手が3選手所属となった、ロサンゼルス・ドジャースから。
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まずはメジャー挑戦8年目を向かえる大谷翔平。今年は2度目の二刀流復活がかかる大事なシーズンである。
去年はエンゼルスからFA移籍し、打者としてプレーした翔平。打率.310、54本塁打、130打点、59盗塁というこれまで最高成績を残した。
今年は二刀流復活も、去年のワールドシリーズにて、走塁中に痛めた左肩の影響で、3月18日に東京ドームにて行われるカブスとの開幕シリーズでは打者としてプレーする。
今年はこれまでセットポジションからの投球ではなく、ノーワインドアップからの投球に挑戦。
チームメイトの山本由伸の投球フォームを見て、このキャンプから取り入れる事に。5月のゴールデンウィーク中には復活の目処となる。
2度目となる二刀流復活の期待にファンは勿論、翔平本人も今年にかかっている。
ドジャースの世界一連覇をかけて、翔平の更なる挑戦がいよいよ始まる。
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次にメジャー移籍2年目を向かえる、山本由伸。
オリックス時代はたくさんの実績を残し、ポスティングシステムにてドジャース入りとなった。
移籍1年目の去年、鳴り物入りでドジャース入りとなったが、韓国で行われたパドレス戦こそ、敗戦投手となった。
しかしそこから立て直し、順調な成績を納めた。だが右上腕三頭筋によるケガで離脱。60日間の負傷者リストから復帰し、世界一に導いた。
18試合に登板し、7勝2敗、防御率3.02でメジャー1年目を終えた。
今年は東京ドームでのカブスとの開幕戦にも登板予定だが、由伸は切り替えが早い投手。オリックス時代から観ていただけに、15勝をまずは目指してほしい。
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ドジャースには今年3人の日本人メジャーが加わった。ロッテからポスティングシステムにてメジャー挑戦する佐々木朗希。彼もドジャース入りとなった。朗希は現在23歳の為、「25歳ルール」として、マイナー契約となった。
2022年(令和4年)に完全試合を達成。ロッテでは5年間で通算29勝を挙げた。しかしケガ等もあり、日本では一度もこれまで規定投球回に到達されなかった。これまでの自己最多は2022年の129回3分の1。
162回という規定投球回をクリアをまずは目指してほしい。
スタミナは勿論、ケガもしてはいけない。あとは彼の人間性も変えないといけない。日本時代はわがままな態度があったり、傲慢的な態度、また吉井理人監督との確執も一部では報じられたことも…。
キャンプではマイナー契約の為、招待選手として始まる。ヒール役を直さないとアメリカでは叩かれる。
朗希にとり夢への第一歩が始まるが、人間としても変わらないといけない。
今年ナ・リーグ連覇と、世界一連覇がかかる一年。いよいよ明日から始まる。