ネット系上場企業15年超勤務の私のシードVC1日体験入社!?
今回はアラ還マダムの最新ベンチャー体験記です。
若手スタートアップへの投資に特化したSkyland Venturesというベンチャーキャピタルのお手伝いをすることになりました。
シードからアーリー直後のインターネット系企業に入社し、在籍15年超。上場を経験し、社員数も100人以下から1,500人を超え、企業成長していく中、もっと小規模なスタートアップのフィールドで改めて働いてみたいとSkyland Venturesの門を叩きました。
2021年6月某日、久しぶりにオフィスに出社してお仕事してきましたので、その日の様子をまとめました。
アラ還マダム渋谷に見参
2018年7月から導入されたテレワーク制度の利用社員第1号として誰よりも早く週2日のテレワークを実践していましたが、コロナ禍で2020年1月から基本的に全社員がテレワークになりました。
完全テレワークを続けて517日。
ついにオフィスでのお仕事が解禁されました!
しかも通い慣れたオフィスではなく若者カルチャー発信の聖地〝渋谷”にアラ還マダム見参です(笑)
これまでzoomやslackでやりとりしてきた人たちと初めて対面する記念すべき日が訪れました。
3回目の緊急事態宣言の終了直前とはいえ、このタイミングで出社を決意したのは、やはり新しい仲間と実際にお会いしてみたかったという好奇心と、その方たちがいい人たちであって欲しいという期待感に加え、依頼されたお仕事が対面で行った方が早く終わると思ったからという3つの理由でした。
コワーキングスペースに潜入!?
CEOから「道玄坂の丸亀製麺を目指して来てください!」と言われていたので、オフィスの場所はすぐにわかりました。
エレベーターを降りた途端にCEOと廊下ですれ違い、軽くご挨拶。zoomで何回かお話ししていましたが、リアルにお目にかかるのは初めてだったので、何か不思議な感覚になりました。
オフィスでは若手起業家向けのコワーキングスペースも運営しているので、若者が何人もいて、オフィスというよりもラボのように感じました。
あらかじめサイトを観て、社員の方の顔は頭に入れていたので、若者たちの中から探し当てて、間違えないでお声かけできました。
わからないとことがあると、Hさんが丁寧に教えてくれました。
まず最初はノートパソコンをお借りして、セットアップするところからスタート。
その次にゴミ置き場をHさんに教えてもらいました。
肩凝り防止のためにパソコンの置き位置を少し高くしたいと思った私は、ゴミ置き場から段ボール箱を物色。Amazonの段ボールを拾ってきて、ノートパソコンを乗せるのに丁度よい台を確保しました。
この日一番プライオリティの高いお仕事は、Hさん依頼の公的書類の作成でした。必要な情報をクラウドデータから取り込み、集計して、数字の確定と順調に進めていました。
最後はお役所に提出する用紙に清書という段階で、8割ほど埋めたときに私の手がピタリと止まりました。
用紙に書いてある字が小さすぎて、アラ還マダムの老眼では読解不能だったのです(涙)
仕方なくHさんに〝見えないので読んで頂けますか。”とお願いするトホホぶり。
Hさんは嫌な顔ひとつ見せず、澄み渡る声で読み上げて、”ここの数字をこちらに持ってくるんですね”〝これが確定数字じゃないですか?”
と、本来ならば私が完成させなければいけない確定数字の正しい書き場所を教えてくれました。
Hさんの親切が嬉しいやら、私の老眼が情けないやらで、もう穴があったら入りたいくらいでした。
PCやスマホなら、画面拡大できるのに、紙だと簡単に拡大するのは難しいことを身をもって体験しましたよ!
自慢じゃないけど、視力検査はいつも裸眼で1.5なんです。
それなのに、老眼で文字が読めないなんて、悲しい
それでもなんとか書類を整えて、お役所に郵送するところまで仕上げました。
デジタルネイティブのインターン生が私の先生
続いては、優秀なインターン生のTさんから、ブログ編集記事のアップ方法を教わりました。
事前にzoomでレクチャーを受けていましたが、この日は実際に画面を使っての説明でした。
このお仕事は、私が勇気を出してひと声〝やります!”と言うだけな気がしましたが、もう少し様子を見させて頂ければと。。。
Tさんと一緒にいた時にいちばん驚いたのは、PCの使い方でした。
この日初めてsurfaceを使いましたが、スマホと同じなんですね。
マウスじゃなくて指で画面タッチしてスクロールやタブも移動できる!!!!!
surfaceの仕様とはいえ、デジタルネイティブ世代には当たり前なんですか!?
びっくりしました。
あまりにもびっくりして、その日は必要以上にPCの画面を指でスクロールしてしまいました(笑
仙人もさすがに表情を変える事態に
次に、とても落ち着いた仙人のような雰囲気のSさんから銀行振込用紙の記入を頼まれました。
別に難しい仕事ではありませんが、ネットバンキングがデフォルトでキャッシュレス決済に慣れ切った身には予想外のお仕事でした。
銀行振込用紙を最後に使った時を思い出せないほど、忘却の彼方。。。
何か効率の良い方法はないかなと辺りを見渡し、とてもよいことを思いつきました。
社名や住所がついたゴム印があったので、銀行振込用紙の依頼人欄にそのゴム印を押したら手書きよりも見た目がきれいにに仕上がるし時短にもなる!
なんて凄いんだろう私。
もしかして、〝天才”!?
まずは住所のゴム印を押して、次は社名のゴム印ね〜
順調、順調と思った次の瞬間、なぜか住所を押したところに重ねて社名のゴム印を押していました。
そんなことってあります?
もうびっくりです。
あまりにも信じられない出来事に、泣きそうになりました。
普通に考えて、この銀行振込用紙は使いものにならないですよね…
叱られるのを覚悟で、Sさんのところに行き、“とんでもないことが起きました!”と告げました。
“どうしましたか?”と優しい声で聞いてくださるSさん。
恐る恐る裏返していた書き損じ確定と思われる銀行振込用紙を見せ、“こんなことになっちゃいました。あり得ないことが起きました!!”と懸命に訴える私。
5ミリくらい目を大きく見開いたSさんは、“これは使えませんから、新しい用紙に書き直してもらえますか?”と至極当たり前のことを仰いました。
その時点で15時を過ぎていて、銀行の営業時間はとっくに終わっていたため、新しい振込用紙は手に入らず、このお仕事はその日のうちには終わりませんでした(涙)
心優しい人たちに囲まれて
自分のことを“天才かも”と思った私はあまりにも短絡的でした。。。
Hさん、Tさん、Sさんとのセッションを終えたところで、CEOとも改めてお話しし、あまりにも自分の事務能力が低下していることを訴えたところ、“何年前の自分と比べているんですか!?”とありがたくも激励を受ける展開に!?
もの凄く救われた気持ちを胸に、Hさんの協力で仕上げたお役所宛の書類を道玄坂途中のポストに投函。
Sさん依頼の銀行振込用紙は、翌日以降に自宅近くの銀行に取りに行って書き直してオフィスに郵送しようと、悔しさをと申し訳ない気持ちで渋谷駅に小走りしで向かい、家路を急ぎました。
1日体験入社で学んだこと
1日出社して驚いたのは、全然疲れていなかったということでした
初めての環境なので、もっと疲れると思っていたので、意外でした。
この日は、ホントに情けないことをたくさん経験しました。
そして、この日にお会いした人たちはみなさん気持ちのいい人たちでした。
誰ひとりとして、相手を貶めようというような人はいらっしゃらなくて、逆に受け止めてくださる感じがしました。
だから疲れなかったのかも!?
CEO、Hさん、Tさんのお肌がきめ細かくてシミひとつなくて。。。
世俗の垢にまみれてシミだらけのアラ還マダムには、眩しく感じられました。
これじゃ、フォトフェイシャルも必要ないから、美容皮膚科も上がったりだわと思いました。
今回の1日体験入社を通じて学んだことは、老眼鏡にプラスしてルーペを忘れないようにという閃きでした。
次回の出社に備えてルーペはもうバックに入れてあります。
追伸
2021年7月1日、2度目のオフィスでのお仕事でした。
Sさんから月次のルーティンワークをみっちり教えていただきました。
ルーペは持って行きましたが、あろうことか電卓を忘れてしまい、iPhoneの電卓機能で作業することになりました。
月次作業といえば数字を扱うのはあたりまえなのに、残念すぎました。
一つできると一つ忘れる。。。
前途多難です。
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