お衣装における、キラキラ石装飾の方法、すべてお見せします!~はじめに~
お衣装ライターきむらです!
自己紹介noteです☟
初めて有料noteにチャレンジするよ!
先日この投稿をしましたら、リプを頂きまして!
素晴らしいアイディアをありがとうございます~~!!!
と、いうことで!
第1弾は、お衣装の石装飾の方法!
弊社社交ダンスドレス店舗JJで取り扱っております、ヨーロッパ製オートクチュールドレスを用いてご紹介します。
ちなみにお伝えしますが、これらはご購入なら20~40万円ほどの高価なお品・・・!(レンタルなら10万円弱程!)
1着についてとことん解説するシリーズ、【お衣装超解説】では基本的にJJのHPに載っている公式写真を使うようにしているのですが。それもこれらドレスの価値を守る為。
基本的にドレスの、試着したお姿の写真撮影はNGですし!
SNSで私が撮影したドレス写真をアップすることはありますが、このようにまとめることはありませんので!
「衣装装飾に興味がある!」
「社交ダンスの本場アトリエの技が気になる!」
「衣装を作ったり装飾する際の参考にしたい!」
「とりあえずキラキラ装飾好きっ!」
こんな方には是非ご覧頂きたいです!
(装飾石各種、石を付ける糊、石を付けるための棒などは日暮里繊維街生地店舗JJ DRESS FABRICSにて取り扱っております!)
そもそも[装飾石]とは
衣装業界に入って、私も慣れてしまいましたが。
最初は、「へぇ~、石って言うんだぁ~」と若干違和感がありました。
キラキラした、糊付けや縫い付けするガラスやアクリル全般を[石]と呼んでおります。
※英語では糊付け石は[フラットバック(Flat back)](裏面は糊を付けるので平らになっています。)、縫い付け石は[ソーオン(Sew-on)]と言います。
※メーカーとのやり取りでは、この言い方の方が通じる場合もあるかもです!
※ちなみにフラットバック型で糊ではなくアイロン接着をする[ホットフィックス]というものもありますが。あまり本格的なお衣装では使われませんので今回は割愛します。性能はどんどん良くなっているとも聞きますが。どうも取れやすい印象があります、、、。
☝例えば真ん中のピンクのモチーフには!
真ん中には縫い付けるタイプ(2つ穴が開いています。ボタンのように真ん中にではなく、端に開いているものが多いです。安定しますからね!)、
その周りには糊付けするタイプの石が使われています。
基本的に糊付け石は、縫い付け石よりも小さいです。糊だけでお衣装に付いているものですので、あまり大きいと取れやすいかも・・・。糸を使った方がもちろん強固になります。
糊付け石はネイルでも使われていますよね。
もちろん糊とは異なりますが、裏面が平らなので爪装飾にも向いております。
ネイルではとても小さなものも見かけますが、お衣装ではSS16(3.8~4mm)やSS20(4.6~4.8mm)がよく使われます。
石の種類
キラキラ装飾石全般を、[スワロフスキー]とお考えの方もいらっしゃるようです。これは間違いでして!
[スワロフスキー]とはオーストリアのガラス加工会社の名前です!(シャンデリアパーツなんかも有名です。)そしてこの会社が制作しているガラス石のみを[スワロフスキー]と呼びます。
しかし今後スワロフスキーと名前を出して使えなくなる、入荷も出来なくなるということになっているのですが。それは今回は関係ないので触れずにおきますね・・・
お衣装装飾でよく使われるのが、このスワロフスキーと、[プレシオサ]というチェコ製のガラス石です。分かりやすい動画を見つけましたのでシェアいたします☟
衣装業界ではずっと、「スワロフスキーが一番輝く!そして一番高価!」と言われてきました。(ガラスのカット技術が高い=よく反射する=輝きが強い、ということです。)
現在は、動画にて比較されているクリスタル(透明)やカラーの石は二社とも遜色ないとも言われており、一流衣装メーカーも使用しています。
最も違いがあるとされているのが、クリスタルABとも呼ばれる七色に輝くオーロラ色。
これは発色がまず異なり、スワロフスキーは青味が強い、プレシオサは黄色味が強いと言われます。そしてカットによる輝きが顕著に表れるカラーですので、照明を浴びるようなお衣装の場合にその差が最も出ます。
今までは「遜色がなくコストも抑えられる」ということで、クリスタルやカラー、小粒なものはプレシオサを、大粒なオーロラはスワロフスキーを、と使い分けをしていたメーカーもありましたが。
今後使えなくなる、ということで。ここぞ!とプレシオサはどんどん品質改良をしているとのことです。楽しみですね!!
☝これはプレシオサの縫い付け石。
クリスタルとクリスタルABのキラキラ比較です!
そして先ほど、「キラキラした、糊付けや縫い付けするガラスやアクリル全般を[石]と呼んでおります。」と書きました。
そう、スワロフスキーとプレシオサはガラス石。
お衣装では他にも、アクリル石を使うこともあります。
上に綴った輝きに関しては、正直ガラス石には完全に劣ります。照明に当たった時の差は歴然です。
ですが、ガラスでは表現できないカラーがあり、あえてアクリルを使う、という衣装メーカーも実はあるのです。
☝これ!めちゃめちゃ可愛い~!!
ツイートにも書いておりますが、蛍光色や、絵具で塗ったようなマット色など。ポップでキャッチ―な印象のデザインに、輝かないことが分かっていながらも、あえて使われることがあります。
または、石のみで模様を描くデザインの場合、輝きの強い石で照明を浴びてしまうとキラキラしすぎてしまい、その模様の輪郭が良く見えなくなってしまう可能性があるので。あえて光らせずにアクリルのみで表現する、という技法もあります。
このデザインはちょうどご紹介出来るので、この後の有料noteでお見せしますよっ!
ではラインストーンって?
[ラインストーン]という呼び方を聞いたことがあるでしょうか。
こちらはライン上に貼ってある石、だとかではなく、実はダイヤモンドの代用品として使用してた、ライン川の水晶のことだと言われております☟
私はこれを知るまで、ラインストーン=糊付け石、だと思っておりました笑。
Wikipediaによりますと現在では、ラインストーン=装飾石全般、ということになりますかね!
さて次からは、【初級編】!
お次からは有料noteといたします!
あまりにも紹介できるものが多いので、【初級編】と【上級編】に分けてお見せしますね。
【初級編】は石とそれを付ける道具さえ手に入れれば、初心者様でも簡単に出来るはず!なもののご紹介にいたします。
シンプルな衣装を買って、装飾は自分でやってみようかな、なんて方も多いのではないでしょうか?
でも最初は「どこに石を縫えば/貼れば良いの?」と思いますよね。
同じアイテムではないのでまるっきり同じように、とはいきませんが。社交ダンスの本場ヨーロッパ製の一流アトリエのデザインをお見せいたしますので、是非是非参考にして頂ければと思います!
慣れてくると、装飾のないものを見て「ここにSS16からSS20へグラデーションがけて石を並べて、ここにポイントで目型の縫い付け石を付けて・・・」と装飾イメージがどんどんわくようになります!
(これは装飾人あるあるですよっ笑)
ちらっと紹介・・・
ご興味を持って頂くため、すこ~しだけ内容お伝えしますと。
カテゴリーに分けて装飾方法をご紹介します!
【初級編】は、
①襟周りを飾り付ける
とりあえずお顔が華やかに見えるよう、襟周りにぐるりと貼るのは簡単ですしおすすめ!
しかし貼り方も様々!
もちろんもっとたくさん例がありますよ~!
②とりあえず縁に沿う
深めVネックから、一度シルバーのレースを通り、またぱっくり裂けたデザイン。ここに沿って石装飾を!
まずびっしり縁取っておいて、その下段には先ほどの石の間ごと配置するように、その下段にはさらにその間ごとに、、、。と段々に石の数を減らしていく、という手法も良く見かけます!
センスも必要なく、でも絶対おかしなことにならないので良いですよ~!
もちろんこれもまだまだ例をお見せできますっ!!
③切替デザインありき
④布の折り目を生かす
⑤とことんモチーフ
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と!まだまだあります!!
是非次からのnoteをご購入し、楽しんで、参考にして、頂けると嬉しいです。
社交ダンス衣装にはもちろんですが、他のパフォーマンスのお衣装にも応用が利くことは間違いありません!
私は元々シンガーさんのお衣装やバーレスクやポールのダンス衣装を作っていた人でして。その時の自分にも正直見せてあげたいです、この内容!笑
絶対役にたつわ~と思います笑
社交ダンス衣装に出会って、こんなにも豪華で機能的で・・・と上のTweetに書いておりますが。本当にそうで!
凝っていて、ただファッショナブルなだけでなくとても緻密に計算されていて、それでいてボディラインも美しく見せてくれる。
そんな素晴らしい社交ダンス衣装の装飾の仕方、とことんお見せします!
お楽しみに・・・!
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お衣装ライター 木村
Twitter:KIMURA_JJ
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