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私の「苦手」とライフハック 日常生活編
私には苦手なことが多いように思います。
そもそも高校生くらいまで、自分にとってそれが苦手なことだと自分で気づいていなかったから、みんなができることがどうして私はうまくできないんだろう、と悩むこともありました。
自分にとっての「苦手」を認識するまでも時間がかかったけれど、それがまずわかれば対策が講じられるから、苦手を受け入れて「じゃあどうしたらいいか」の仕組みを考えることが、実はいちばん大切なんじゃないかな。
今回は、私の苦手なことと、それらに対して私がしている対策を共有してみたいと思います。
日常生活で苦手なこと
・時計を読むこと
まずいきなりそんな初歩的なこと?と驚かれるかもしれません。
文字盤のない針だけのおしゃれな時計をたまに見かけるけれど、そういうものは時間の判別ができないし、数字の部分が線?になっているものもいまいちわかりません。
もちろんそういう時計でも、0時ピッタリとか6時ピッタリとかなら読めるのだけれど、例えば7時18分などの微妙な時間では、針の形がいったい何時何分を指しているのかわからなくて混乱しがち。
あと、秒針が連続的に動く時計もだめ。秒針の動きを追ってしまって何時何分か読めない。(スイープ運針というらしい)
→文字盤に1〜12までの数字と目盛りが書いてあり、秒針が1秒ごとに針が進むタイプの時計を使う。またはデジタル時計を使う。
家のリビングの時計、仕事机の時計、腕時計の3つを普段使っていますが、すべてその条件をクリアしたものにしています。
とくに腕時計は数字が書いていないものが多く、条件をクリアしつつ好みのものを見つけるのがなかなかむずかしかったかも。電波時計だとなお良し。
・モノの数を数えること
仕事柄、印刷した紙を何部揃える、などの作業をするときも多いですが、手で触りながら数えるのは意外と大丈夫。
大変なのは、教室やホールなどの広い空間にある椅子や、そこにいる人の数を数えること。バラバラに置いてある椅子が、いくつある?と聞かれたとして、その場で数える、というのがむずかしいと感じます。
あと最近はないけれど、大人数の飲み会で「ビールの人!」と聞いて挙がった手を数えるのもちょっと苦手。
→イベントごとで椅子や机を出す際は、最初からできるだけ数と配置を決めて、きっちり並べる。3×10列、とかに綺麗に並んでいれば、そこまでつらくない気がする。どうしても数える必要がある時は、時間がかかるけど、歩いて触りながら数えたり、できるだけゆっくり落ち着いて数えるようにしています。
・日曜はじまりのカレンダー
週のはじまりは月曜日!という感覚がなぜかすごく強いようで、日曜はじまりのカレンダーでスケジュールを管理しようとすると、急に日付と曜日が混乱してしまいます。
ついでに言うと、土曜日は青、日曜日と祝日は赤、という感覚があって、他の色が付いている手帳やカレンダーには違和感があって使いづらいし、さらに言うと1月始まりでないと混乱してしまう…
手帳についてのこだわりもたくさんあるから、また別の機会に書こうかな。
→無印良品の、無地の月曜はじまりのカレンダーと手帳を毎年使っています。土曜日には青の丸、日曜・祝日には赤の丸をつけることで、日付と曜日の見え方がはっきりとしてきて、それでようやく使い始めることができます。
かわいいキャラクターのカラフルな手帳も使ってみたいけれど、ノイズになってしまい頭が混乱するので無地だけにしています。
・掃除、とくに水まわり
そもそも家事全般にぼんやりと苦手意識があるんだけれども、炊事、洗濯、掃除機かけあたりはなんだかんだ毎日やらないといけないし、やらないと自分が困ることになるから、あまり苦手と思わずにできています。
腰が重いなと感じるのはとくに水まわりの掃除。
お風呂場の床とか排水溝、洗面台、キッチンのシンク、コンロ、玄関のたたきの掃除、子どもの上履きと幼稚園の外履き洗い、布団の洗濯、定期的な洗濯槽の掃除、衣替え。(結構多いな)
こちらももちろん、やらないといけないとわかってはいるんだけど、土日にしぶしぶやる感じ。毎日のようにできる人は本当にすごい…
→時間を決めて、いっぺんに終わらせる!
最近は週末の朝、夫と子どもが洗車しに庭に出ていて、自分のペースでできるタイミングで一気にやるようにしています。自分のペース、というのが私にとっては重要。
掃除中は、いやだな〜とか、なんで私がやらないといけないのかとか、そういうことを考える隙が入らなくて済むように、音楽をかけて歌いながらやるようにしています。
苦手な掃除の時間をカラオケタイムにすることで、ストレスも発散できるし一石二鳥。ただし窓が開いてないか確認しないとご近所に響き渡って恥ずかしい思いをするので注意が必要笑
・片付け
小さい頃、実家の自分の部屋もぐちゃぐちゃでしたが、正直なことを言うと、そもそも片付けの方法というものを大人になるまで知りませんでした。
片付けなさいといくら言われても、片付け=隙間に収めることだと思っていて、捨てるとか減らすという選択肢すら持っていなかったな…
洗ってもらった制服や体操服の管理も、何がどのくらいあるのか自分で管理できず、高校生になっても毎朝かたっぽの靴下を必死に探しまわっていました。今となっては困ったやつだな〜と笑える。
家族が解散し、実家が物理的になくなることになったとき、一人暮らししていた自分の家に実家の荷物を送ったのですが、6畳の1Rに入りきる量ではなく、そこで初めてたくさん捨てるということをようやく経験しました。
→結婚後、夫の長期出張に何度もついていくことになり、子どもを抱えながら引越しを繰り返したことで、毎回荷造りする負担を減らしたくなり、引越しのたびに断捨離をして、持ち物を減らすことに成功しました。
その間に、自分はたくさん在庫を持っていてもそれを管理する能力がないとわかったので、とくに増えやすい服はクローゼットの7割に入る分だけ。
洗剤のストックは2個まで。安売りに釣られてストックを増やさない。
おそらく私は、数で管理するよりも、視覚的に見て、いっぱいかそうでないかで管理する方が向いているようなので、食品、洗剤、掃除道具、などそれぞれのカテゴリごとに1つずつ大きめのボックスを用意し、そこからはみ出るものがあるときは整理するなど、わりとざっくりめに判断するようにしています。
おわりに
日常生活をかえりみるだけで、自分には苦手なことがこれだけたくさんあるんだなと改めて実感しますね。
ほとんどの対策が大学生〜社会人になってから講じられたものだったので、もっと早く、小学生くらいの頃に苦手に気付けていたらよかったのにという後悔もときどき頭を掠めつつ。
でも、遅かったとはいえ自分で自分の苦手に気付けたからこそ、「どうしたらいいか」を考えることにシフトできるようになったんじゃないかと、前向きに捉えるようになりました。
今も子育てしながら仕事をしていて、なぜかわからないけどこのタイミングでこの家事をするとなんだか気持ちがきついな、などと思うことが多々あって、そのたびに「どうしたらいいか」をまず考えるようにしています。
子育てはとくに、経験上、自分一人でするにはむずかしいことナンバーワンなので、どうしたら夫と負担を分け合い、明るく家庭をまわしていくか、一緒に考えることが大切だと感じます。
あ、子育てと在宅ワークの毎日のルーティーンや夫との家事の分担についても、また今度詳しく書いてみたい。
私と同じようなことが苦手な人も、まったく別のことを苦手と思う人も、たくさんいるんじゃないかな。
私が言いたいのは、すべての時計会社は時計を見やすく配慮しろ!とか、時計を読めるように自分が変わらなくては!とか、そういうことではなく、私はこんなことが苦手だからこんなふうにしていますという、工夫や仕組みを考えたり共有したりするきっかけになったらいいなということです。
自分のことは変えずに、工夫や仕組みでうまいこと乗り切っていきましょう〜
P.S. 日常生活の苦手を書いていたら、仕事で苦手なことについても地続きで思い浮かんできたので、次はそのテーマで書きたいと思います。