問題企業を避ける(嘘つきの末路)
就職活動で重要な会社選びですが、避けたほうが望ましい企業として、事前の説明と実態とが異なるなど、嘘をつく社員がいる企業があります。
そのため今回は、私見に基づく嘘をつく人の特徴を取り上げます。
※私は人生相談も行っており、人生相談のブログも運営しています。
木村宏一の人生相談
https://www.kimura-kouichi.jp/
「木村宏一の人生相談」ブログ
https://naikan-jinseisoudan.blogspot.com/
今回の記事の一部は、そのブログでも共通して掲載しています。
嘘をつく人の末路
嘘をつく人は、本人の性格や嘘をつく程度により状況が異なりますが、共通して次の3段階をたどっています。
1.多様な嘘をついて目先の問題を切り抜けようとする
↓
2.ネジの緩んだようなことを言うようになる
↓
3.子供が聞いてもおかしいと思うことを真顔で言うようになる
この3段階を個別に説明していきます。
1.多様な嘘をついて目先の問題を切り抜けようとする
例えば、仕事の打ち合わせに遅れると「電車が事故で遅れました」と言って切り抜けようとする場合があります。
また、打ち合わせで使用する資料が準備できていないと「昨夜取り組むつもりだったが急な予定が入ってできませんでした」と言って切り抜けようとする場合があります。
もちろん、電車が事故で遅れる可能性はあります。しかしその場合、事前に電話連絡を入れて事故の状況を説明しているかどうかでわかります。
打ち合わせに遅れてきて、遅れてきたことを取り上げると「電車の事故で遅れました」と言い、電話くらいしてよと話すと「トンネル内で携帯電話が使えませんでした」と言う、といった展開で電車の事故が大きな話になっていく、といった展開になります。
2.ネジの緩んだようなことを言うようになる
嘘をつき続けていると、嘘と事実との違いがあいまいに感じられるようになっていきます。そうなると、事実認識に基づく判断ができなくなっていき、周囲の人がおかしいと感じることを言うようになります。
ネジが緩んだような考えや判断の例ですが、待ち合わせに遅れた言い訳として列車が事故を起こした、仕事で失敗したときの言い訳で関係者が自分の言うことを聞かずにミスした、などといった理由(言い訳)を延々と話すようになります。
その理由が嘘ではなく事実である場合もあるでしょうが、そもそも言い訳を延々と聞いてもらおうとする人は、問題があります。
3.子供が聞いてもおかしいと思うことを真顔で言うようになる
実際にあったやりとりをそのまま掲載することはできませんので大幅に変えますが、仕事での打ち合わせで、「木村さんがこの仕事を請けてくれないと、家族が飢え死にします。」、「木村さんがこの仕事を請けてくれないと、上司に殴られます。」みたいなことを私に言ってくることがあります。
こういうことを言ってくる人と関わりを持たないようにしていますが、それでも長い人生で、関わりが避けられないことはあります。
嘘を見分ける方法
下記以外に、何かと責任を他になすりつけようとする、気張って押し通そうとする、といった特徴で見分ける方法があります。ここでは汎用性のあるものを取り上げます。
1.言うことに一貫性があるか判断する
嘘をつく人は、状況により嘘を使い分けて事態を切り抜けようとする習慣が身についています。そのためその人の言ったことは、一貫性がないことがわかります。
仕事ではいろいろなことを記録しますが、人の言ったことも記録し、言うことに一貫性があるかどうかを見ることが大切と思います。
2.常識で考えておかしい内容か判断する
たとえば投資話を例に取り上げます。出資法第一条では、投資で必ず儲かるとか元金を保証するとした投資の勧誘を禁止しています。
出資法第一条(出資金の受入の制限)
「何人も,不特定且つ多数の者に対し,後日払いもどしとして出資金の全額若しくはこれをこえる金額に相当する金銭を支払うべき旨を明示し,又は暗黙のうちに示して,出資金の受入をしてはならない。」
株や不動産などの各種の投資では、年に数%の利益が出る場合がありますが、損失も出る場合があります。条件が揃えば、年に数10%の利益が出る場合もありますが、そうは起きないことです。
こういうことを常識として判断するということです。そもそもそんなに儲かる投資ならなんで自分だけがしないのかは、子供でも疑問に思うことです。
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