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就活と時刻/時間に対する感覚

就職活動(就活)に関係なく人や会社により、時刻や時間に対する感覚は異なります。

時刻に対する感覚と時間に対する感覚、というのは私独自の用語です。今回はそれに関する話をとりあげます。


時刻に対する感覚

時刻に対する感覚とは、たとえば昼間や夜間とよぶ時間帯はいつからいつまでなのか、といった時間帯に関する感覚です。

会社によって就業時間は異なり、たとえばオフィス業務が中心の会社なら9時から18時、工場でしたら8時から17時、食品製造の会社でしたらシフト制で3つの勤務時間帯のどれか、といった違いがあります。

その場合、採用試験の開始時刻が会社によって違う場合があります。

時刻に対する感覚が異なる例


以前、あるゲームソフト開発会社の採用面接を受けることになった男子学生がいました。

そのゲームソフト開発会社が提示してきた面接時間は、2日後の20時30分でした。

夜のオフィス街

20時30分に会社が入っているビルの前で会社に電話してほしい、そしたら社員が下りて行ってシャッターを開ける、という会社訪問の流れを採用担当者より聞き、それを学生に伝えました。

ゲームソフト開発に限らずクリエイティブな業種ですと、勤務時間帯が他の会社に比べ夜側にずれていることは少なくありません。

また情報システムの運用を請け負っているIT企業で、採用面接を17時から行うということもあります。その会社は就業時間がシフト制で、経営者のスケジュールの関係で17時からにするということでした。

採用を管轄する総務部門(スタッフ部門)の勤務時間帯は昼間が普通です。ですから面接など採用試験の開始時刻というと、10時や13時が多いです。

しかし業務部門(ライン部門)の勤務時間帯が総務部門とずれている会社の場合、業務部門の責任者も採用面接に同席する関係で、採用試験が昼間でない場合もあります。

そのような勤務時間帯を知って、その会社で勤務できるかどうかが、会社選びの条件の一つになります。体質的に夜更かしできない学生でしたら夜間の勤務が中心になる会社は合わないからです。


時間に対する感覚

たとえば5分前行動を常識としている会社か、10分前行動を常識としている会社か、といった時間を守る感覚の違いです。

就活で複数の学生が同時に受ける会社説明会の場合は、比較的早くに会社に着いたほうが望ましいです。目安として、15分から10分くらい前を目安として会社に着くのが望ましいでしょう。

時間に対する感覚

個別の採用面接の場合は、目安として10分前から5分前に会社に着いたほうが望ましいでしょう。

なお30分以上前に着くと、会社側が準備中だったりしてかえって迷惑になります。ほどほどの時間的余裕をもって会場に着くようにするとよいでしょう。この「ほどほどの時間的余裕」が時間に対する感覚により異なるので、周囲の人の感覚も参考にするとよいでしょう。

時間に対する感覚が異なる例

時間厳守が厳しいところとして、鉄道系の会社があります。私の経験では3分前行動をとっていて、しかも3分以内に準備を必ず終える、といった時間の守り方をします。そのようなところは早くから行動せず、ぎりぎりになって開始して秒単位で行動を管理する、といったイメージです。

反対に時間に対する感覚が緩いところとして、CGやゲームソフト開発などクリエイティブな業界の会社や、設立後数年の若い会社があります。時間前行動をとらず、10時集合なら10時になってから集合するよう行動する、といったイメージです。

しかしそういう会社は、スケジュールの遅れに対しては寛容な面があり、時間に対する感覚が緩い状態でバランスが取れています。

そして、常に10分前行動でないと気が済まない学生が緩い会社に入社すると、ストレスがたまる可能性があります。

そのため、志望する会社の時間に対する感覚を知って、それが自分に合うかどうかの判断も、会社選びの条件の一つになります。

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