満員の会社説明会と採用終了の会社
就職活動で会社説明会に申し込もうとすると、満員になっていて申し込めない場合があります。
また応募したいと思った会社で、採用終了になっている場合もあります。
ではもう満員で会社説明会に申し込めないのか、もう採用終了で応募できないのか、について説明します。
満員の会社説明会
以前、このようなことがありました。ある会社を志望した学生がいて、Aという就職情報サイトでその会社の△日の会社説明会に申し込もうとしたのですが、満員と表示されていたとのことです。
ところが、Bという就職情報サイトでその会社の会社説明会の日程を見ると、同じ△日なのに空いていたそうです。
就職情報サイトB経由で会社説明会に申し込んで問題はないだろうか、という相談です。
私はその会社の採用担当者とは面識があるので、電話で問い合わせてみました。事情は以下の通りです。
会社説明会の定員は毎回20名で、就職情報サイトAには10名の定員、就職情報サイトBにも10名の定員と、分割して設定しているとのことでした。
その場合、例えば就職情報サイトA経由での申込みが10名で、就職情報サイトB経由での申込みが5名の場合、就職情報サイトAでは満員の表示が出ていても、全体としてまだ5名の空きがあるということです。
また会社説明会の会場(主にその会社の会議室や、入居しているビルのイベントスペース)の制約があるのでケースバイケースですが、満員でも一人くらい追加で受け付けられる場合があります。
そして採用担当者の方針とスケジュールによりますが、志望する学生一人だけに説明会を行ってくれる場合もあります。オンライン会社説明会は、この傾向があります。
ではどうすればよいのかということですが、複数の就職情報サイトに登録して見比べる、学校の就職課に相談する、の二つの方法があります。
採用終了の会社
採用終了と表示されている会社でも、応募できる場合があります。一般的な会社と、採用担当者に権限がある会社、の二つに分けて説明します。
一般的な会社
年間計画として採用人数を決め、採用担当者が上司にお伺いをたてながら(報告、連絡、相談をしながら)採用活動を進めます。
採用担当者に権限がある会社
採用担当者がベテランで、採用活動に関して権限をもっている人がいる会社です。採用担当者が有能な学生と判断したら、経営者を説得して採用にもっていく傾向があります。
こちらに分類される会社ですと、定期採用とは別に、年間を通して若干名の採用活動をしていることが多いです。
つまり、次年度採用(定期採用)者が5名で計画している場合、5名内定しても、有能と思われる学生がいたら、追加で採用する場合があるということです。
これに対して、前者に分類される一般的な会社ですと定期採用のみになります。
この、採用担当者に権限がある会社で、なおかつ応募するのが有能と判断される学生、という二つの条件を満たす必要がありますが、定期採用終了後でも採用される場合があります。
採用担当者に権限がある会社であるかどうかですが、学校の就職課に相談してください。就職課でもわかる場合とわからない場合がありますが、問い合わせるとか、何らかの対応はするはずです。
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