プラグインだけじゃない外部ツール・サービスの活用法
外部ツール・サービスによる拡張性
kintoneは標準機能だけでなく、プラグインやカスタマイズを組み合わせることで、さらに幅広い活用が可能です。さらに、外部ツールやクラウドサービスとの連携を加えることで、kintoneの拡張性は大きく広がります。
たとえば、基幹システムと連携する外部ツールを活用すれば、基幹システムのデータをそのままkintoneに取り込むことができ、業務の効率化につながります。
また、会計ソフトと連携することで、請求書の発行や入金状況の確認をkintone上で一元管理することも可能になります。
これにより、データの活用範囲が広がり、業務の見える化と効率化を同時に実現できます。kintoneと連携できる外部ツールの紹介
YOOM
YOOMは、さまざまなクラウドサービスとkintoneを簡単に連携できる外部ツールです。Google製品やマネーフォワードなど、多彩なサービスとkintoneをつなぐことが可能で、業務の幅を広げることができます。
特徴
ノーコードで設定可能で、プログラミングの知識がなくても利用できます。
公式テンプレートが用意されており、簡単に導入できます。
個人利用であればお試しとして費用がかからないため、気軽に試すことが可能です。
活用例
kintoneで新規タスクを登録した際、自動でGoogleカレンダーにそのタスクを反映。
kintoneでコメントを投稿したらLINE公式アカウントにコメント内容を送信
Great Sign(電子契約サービス)
グレイトサインは、電子契約を安全かつ効率的に行えるツールです。kintoneと連携することで、契約書の作成から送信、署名の管理まで一元化できます。
特徴
kintoneで管理している顧客データをもとに契約書を自動生成。
契約締結状況をkintone上でリアルタイムに確認。
活用例
kintoneから直接契約書を作成・送信し、署名完了のステータスを自動更新。
マネーフォワード(会計ソフト)
マネーフォワードは、会計管理や請求書発行などの経理業務を効率化するツールです。kintoneと連携することで、経理部門の作業を大幅に軽減できます。
特徴
kintoneの請求書アプリと連携し、請求データを自動転記。
支払状況をkintone上で管理し、未払いを自動でリマインド。
活用例
kintoneに登録した情報を利用して請求書や見積書を作成可能。
請求書の入金確認ステータスをkintone上で確認できる。
事例:YOOMで実現するGoogleドライブ連携
kintoneの容量問題を解決
kintoneは1ユーザーあたり5GBの容量制限があります。このため、画像や動画といった容量の大きいデータを保存すると、すぐに上限に達してしまうリスクがあります。そこで役立つのがYOOMを活用したGoogleドライブ連携です。
実際の運用例
運用内容
kintoneで新規顧客を登録すると、自動的にGoogleドライブ内にその顧客専用のフォルダを作成。
そのフォルダに契約書や画像データ、顧客関連の資料を保存。
メリット
容量制限を気にせず利用可能
Googleドライブを使うことで、kintoneの容量上限を気にせずに運用可能。特に大容量データを扱う業務で便利です。手作業の削減
顧客登録と同時にフォルダが自動生成されるため、手動でフォルダを作成する手間が省けます。一元管理が可能
kintoneからリンクをクリックするだけでGoogleドライブのフォルダを開けるため、アクセスが簡単。
まとめ
kintoneはプラグインやカスタマイズでの拡張だけでなく、外部ツールとの連携によってさらに利便性と機能性を高めることができます。YOOMのような連携ツールを活用すれば、Googleドライブとのデータ共有をスムーズにし、容量の問題を解消することが可能です。また、Great Signを使った電子契約や、マネーフォワードとの会計データ連携を通じて、業務効率化や情報の一元管理が実現します。これらのツールを組み合わせることで、kintoneの活用範囲を大幅に広げ、日々の業務をよりスムーズに進めることができます。今後も自社に合ったツールや設定を見つけ、kintoneの可能性を最大限に引き出していきましょう。