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kintone 帳票出力系ツール

帳票出力系ツールについて

kintoneでの帳票出力の課題

kintoneは業務アプリを作成し、データを一元管理するのに非常に優れたツールですが、標準機能では帳票出力ができません。そのため見積書や請求書のような帳票デザインをkintoneに登録したデータを基に作成し、出力するのは、標準機能では難しいです。少し工夫すれば見積書っぽいデザインにすることは可能ですが、ビジネスで求められるしっかりとした帳票出力には限界があります。

帳票出力系ツールの活用

帳票出力をサポートするために、kintoneには帳票出力系のツールがあります。これらのツールを活用することで、kintoneに登録されたデータを使って、しっかりとした帳票を簡単に出力することが可能になります。

たとえば

  • 見積書や請求書のような帳票デザイン

  • 契約書や秘密保持契約書などの契約書類

帳票出力系ツールの紹介

プリントクリエイター

プリントクリエイターは「トヨクモ社」が提供している外部連携ツールです。設定は帳票デザインのPDFファイルをアップロードし、アプリ内のフィールドをどこに表示するかを設定するだけです。設定が完了したらkintoneアプリ内の出力ボタンを押すだけで帳票を出力できます。

特徴

  • PDFサイズの変更
    はがきや宛名ラベルなどのサイズにも対応できるため、帳票以外での用途に活用できます。

  • PDFへの出力のみ
    ExcelやWordなどへの出力は不可で、PDFのみとなります。そのため出力後の修正などができず、kintoneアプリを修正して再度PDFで出力する必要があります。

  • 各種プラン
    ライト、スタンダード、プレミアムの3プランがあり、一括出力機能はプレミアムコードのみ使用でき、プランによって使用できる機能が異なります。

k-report

k-reportは「オーサムジョブ合同会社」が提供している外部連携ツールです。プリントクリエイターと同様に帳票デザインのPDFファイルをアップロードし、アプリ内のフィールドをどこに表示するかを設定するだけです。またPDFファイルのアップロードだけでなく、k-report内で枠や表を設置して自由に帳票デザインを作成できます。

特徴

  • PDFサイズの変更
    はがきや宛名ラベルなどのサイズにも対応できるため、帳票以外での用途に活用できます。

  • PDFへの出力のみ
    ExcelやWordなどへの出力は不可で、PDFのみとなります。そのため出力後の修正などができず、kintoneアプリを修正して再度PDFで出力する必要があります。

  • k-reportだけでのデザイン可能
    枠や表を設置してk-report内だけでデザインを作成することができます。そのため外部デザインツールでの修正する手間が省け、k-report内でレイアウトを直接作成・修正できます。

レポトーン

レポトーンは「ソウルウェア社」が提供しているプラグインです。PDFやExcelのテンプレートを読み込みアプリ内のフィールドをどこに表示するかを設定するだけです。レポトーンは外部連携ツールでなくプラグインのためkintone内で設定ができます。

特徴

  • PDFだけでなくExcel出力も可能
    プランによってはPDFだけでなく、Excelでの出力も可能なため、出力後の修正もできます。

  • 買い切りも可能
    Excel出力、PDF出力のみであれば買い切りプランあります。買い切りプランでは一括出力はできませんが、月額のProプランであれば一括出力もできまたExcel、PDFともに出力も可能です。

  • kintone内で設定可能
    レポトーンは外部連携ツールでなく、プラグインのためkintoneに導入することでkintone内で設定することができます。

帳票出力系ツールの活用事例

請求書、見積書、領収書の帳票出力

自社の請求書、見積書、領収書をk-reportを活用して帳票出力しています。
各デザインはk-report内のテンプレートを参考して作成しています。
また作成されるデータによって帳票のデザインを自動で変更してくれるため内容が多くてもそれに応じたデザインをあらかじめ用意することで柔軟に対応することができます。

一覧画面の出力

出力は1レコード内の情報を帳票へ変換するだけでなく、一覧画面に表示したレコードを1つの帳票として出力することも可能です。
例えば、月次のスケジュール表や担当者別の案件リストなどを帳票としてまとめて出力することが可能です。

台本の帳票出力

k-reportは縦書きにも対応しており、動画制作の台本など特殊なフォーマットにも柔軟に対応します。このようなさまざまなレイアウトにも柔軟に対応でき幅広く活用することができます。

まとめ

kintoneは業務アプリ作成やデータ管理に優れたツールですが、標準機能で帳票出力ができない点が課題です。この問題を解決するためには、帳票出力系プラグインを活用することが効果的です。プリントクリエイター、k-report、レポトーンのようなツールは、それぞれ異なる強みを持ち、業務内容に合わせて選択することで効率的な帳票出力が実現できます。特にk-reportは、柔軟なレイアウト作成や縦書き対応など、様々なシーンで活用できるプラグインとして非常に優れています。

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