kintone認定アソシエイト合格の勉強法と感想
kintone認定アソシエイトとは
kintone認定資格の種類
kintoneには5つの認定資格があります。それぞれの概要は以下の通りです。
アソシエイト
kintoneの機能および設定方法に関する体系的な知識を持ち、kintoneを活用した業務改善スキルがあることを証明する資格。アプリデザインスペシャリスト
kintone SIGNPOSTの内容に依拠した、kintoneで業務改善を実現するために必要な考え方および機能知識を証明する資格。カイゼンマネジメントエキスパート
チームのための継続的な業務改善を推進することができるスキルがあることを証明する資格。カスタマイズスペシャリスト
kintone API、User API、cybozu.comの仕様や設定について
基本的な知識を持ち、プログラミングを用いたkintone開発のスキルがあることを証明する資格。システムデザインエキスパート
kintoneを使った業務改善プロジェクトを推進することができるスキルがあることを証明する資格。
kintone認定アソシエイト
kintone認定アソシエイトは、最も基礎的な資格で、次のような形式で行われます。
出題数:50問
試験時間:60分
合格基準:70%
出題形式:多肢選択式(択一、または複数選択)
出題範囲:アプリ、スペース、管理者設定、その他、応用問題
受験料:一般価格 16,500円(税込)、学割価格 11,000円(税込)
この資格はkintoneに関する基本的な知識を持っていることを示すもので、資格保有者が一人いると、サイボウズパートナー契約が可能となるメリットがあります。
私の勉強方法
kintone認定アソシエイト対策テキスト
まず最初に「kintone認定アソシエイト対策テキスト」を使い、kintoneの基本的な知識を学習しました。kintoneは1ヶ月無料で利用できるため、実際に操作しながらテキストの内容を確認しました。この学習法は、単にテキストを読むだけでなく、実際の画面を操作することで視覚的な理解を深めることができ、知識の定着に非常に役立ちました。
テキストは2周して、疑問が残らないように徹底的に確認しました。対策テキストで扱われる基本的な概念や設定を網羅し、理解を深めていくことが大切です。
kintone認定アソシエイト試験対策動画
次に、kintoneの公式YouTubeチャンネルで公開されている「kintone認定アソシエイト対策動画」を活用しました。テキストでわかりにくかった箇所を重点的に確認するため、すべての動画を一通り見るのではなく、ピンポイントで必要な箇所だけ視聴しました。
対策動画は、文字だけでは理解しにくい内容を具体的なデモンストレーションで学べるので、理解をより深めるために非常に効果的です。
ヘルプ
テキストだけでは不十分な点があったため、kintoneの公式ヘルプを利用しました。ヘルプは詳細な機能や操作方法について説明されており、特定の機能についてさらに深く理解するために役立ちました。
ヘルプはテキストの補完として使用し、2周目のテキスト学習後に、より具体的な内容を確認するために活用しました。
kintoneアソシエイト練習問題
公式サイトには模擬問題が3パターン用意されています。実際の試験形式に慣れるため、これらの模擬問題に取り組みました。ただし、模擬問題に早い段階で挑戦すると「何となくこれかな」といった曖昧な回答をしがちなので、基本的な知識が定着した後に模擬問題に取り組むことが効果的です。
2度目に模擬問題を解いた際、答えを覚えてしまっていることもあるので、初見の感覚で解くためにも、ある程度知識が身についてから模擬問題に挑戦するのがおすすめです。
勉強時間
私はkintoneについて全くの初心者で、別業界の業務に従事している立場でしたが、約1ヶ月間で集中的に勉強を行いました。平日はあまり時間を取れなかったため、主に土日に2〜3時間の勉強を行い、試験前日は4時間集中して勉強しました。
受験日は平日でも土日でも選べるため、試験の日程に自由度があり、自信がついたタイミングで受験日を決めることが可能です。しかし私は受験日が確定してからの勉強開始しました。
kintone認定アソシエイトで勉強した感想
私はDXとは無関係の業務に従事しており、kintoneについては全く知らない状態からのスタートでしたが、約1ヶ月の勉強でkintone認定アソシエイトに合格することができました。試験の内容は基礎的な問題が中心でしたが、出題の形式が「正しいものを選べ」というような選択肢問題で、日本語の表現やちょっとしたケアレスミスをしてしまうこともありました。運転免許試験に似たような、日本語の細かい言い回しによるミスが発生しやすく、知識の難しさだけではなく、丁寧な解答が必要でした。
結果、勉強を続けたことでkintoneの基礎機能やその活用方法についてしっかりと理解でき、試験後にはkintoneがどのような機能を持ち、どのように業務改善に活用できるかを把握することができました。
しかし、試験内容はあくまで基礎的なもので、実際にkintoneを活用していく中では、標準機能だけでは対応できない部分が出てきたり、プラグインや外部ツールの活用が求められる場面も多くあります。合格後に実践を重ねる中で、基礎だけでは不十分だと感じることもあり、より実践的なスキルが必要だと痛感しました。
kintone認定アソシエイトはあくまで入り口であり、実際の業務で活用していくにはさらなる知識と経験が重要だと感じています。
サイボウズ公式が試験対策ガイドを案内していますので、そちらを参考にしてもいいかもしれません。