サロンにカフェを併設する事
mano+の新体制の元、いろいろな事が起こります。
まずはカフェの経営です。
N+のコーヒースタンドを経験しているので、ある程度の売上見込みや経費などは掴んでいました。
当然ながら、美容室とは全く違い、1杯¥400~500のコーヒーで利益を出すとなると多くのお客様にご来店して頂かなければ売上は上がりません。
バリスタTはとてもこだわりの強いコーヒーラバーです。
自分の良いと思う事や物を強く信じて突き進むタイプです。
まず、問題となったのは 髪の毛 です。
我々美容師からすれば、洋服や腕や顔にお客様のカットした髪の毛が付いているのは当たり前であり、ほとんど気になりません。
しかし飲食店からすれば髪の毛はご法度です。
美容師がどんなに気をつけても、どうしてもカフェスペースに髪の毛が運ばれてしまうのです。
これは現在でも完璧な解消方法は見つかっていません。
これの問題でバリスタTとサロンスタッフは何度かぶつかってしまいました。
次に雇用関係です。
バリスタTの場合はいわゆる業務委託契約を結びました。
設備、仕入れ、経費はすべて会社持ち。
売上の50%を報酬として渡すというものです。
50万円の売上で25万円を支払います。
仕入れ、経費、エスプレッソマシーンの返済を考えると利益はほとんど出ません。
しかしmano+にとって本格的なカフェが併設している古民家個室サロンはとても魅力的なブランティングとなりました。
この頃から頻繁に美容業界誌に取り上げて頂く機会が増えました。
*プレッピー、プラン、サロンオーナーなど。