こういうことか…!
2023年5月20日(土)
今日は、東京ビックサイトで開催されているデザインフェスタに行ってきた。
なんかおもしろそう!と軽い気持ちで行ったが、駅を降りてビックリ。というかちょっとゲンナリ。
駅から建物までの道のりは、人でいっぱい。
うわーこれ入るのに外で待つやつか。
こんなに人気あるイベントだったなんて、ちょっと大変なところに来ちゃったな。
でも、せっかく前売券も買って電車乗り継いで来たんだ。なんとか中には入ろう。
人は多いものの30分ほどでチケットチェックが済み、先に屋台で腹ごしらえしてから中に入った。
このイベントは国内外のアーティストが思い思いに制作した作品を、2日間にわたり展示・販売するもの。
さまざまなジャンルのステージ演出もあり、会場をより賑やかにしてくれていた。
広い会場にはぎっしりブースが並び、クリエイター本人と直接触れ合いながら作品を味わえることも、魅力のひとつだと思う。
とっても素敵なイベントだが、私のような普段アクティブでない人間には、体力も根気も残念ながらない。
到底全部のブースなんて見れなかったのだが、発見はたくさんあった。
⚫︎世の中には、実にいろんな人がいて、その数だけ違う生き方がある
⚫︎アーティストに限らず、人は何かしらのかたちで自分の存在そのものや内面を表現しながら、生きているようだ
⚫︎表現することそのものが、人が生きるうえで欠かせない営みなのではないだろうか
⚫︎同時に、表現を通じ他者に認知されること、共有できるものが生まれることが、大袈裟かもしれないが、人が生きる力になるのだろう
⚫︎人の生、生き方がさまざまであるように、表現の仕方もまたさまざまで、どれも輝いている
⚫︎誰しも、自由に表現していいんだ
なんて、妙にじわーっと感じた。
眼球が痛くなるほど集中して作品を見て回り、結果購入したのは、ベルガモットのアロマキャンドル一つ。
芯が木材でできていて、火を灯すと「パチパチ」と焚き火をのような優しい音が鳴るらしい。
香りは5種類ほどあった。一つひとつ嗅いでみる。これからの季節、爽やかな香りで安らげればと思い、ベルガモットにした。
使うのがとても楽しみだ。
一つひとつの作品は、見るだけでも「パワー」とか、「想い」を感じた。
言葉にすると、つまらなくなってしまうけれど…
私は残念ながら、アートに触れる良さがイマイチわからない人間だ。
「みんなが良いって言ってるし、列をなして見てるから私も我慢して見てみるか」
「正直私は には響かないけど、わかってるフリしとかなきゃ」
と考えながら、鑑賞している。
アートを鑑賞することの素敵さがわからない自分が自分で嫌だから、価値がわかる自分でいたいから、わかってる風を装っているのだ。
でも、不思議と今日は違った気がする。
いろんな作品を、ただ見ていた。
それしかなかった。
自分に対する変なプレッシャー、思い込みを抱くことなく、ただ作品に向き合えた気がする。
初めてのことだった。
体もこころもヘトヘトになり、全部の会場を見るのはさすがに諦めた。
肩こりと空腹に襲われながら横浜に戻り、早い夜ごはん。
いつもは絶対選ばない(胃が弱いのと、揚げ物=体に悪いという認識)とんかつのお店ををチョイス!
ただただ、美味しかった。
とんかつってこんなに幸せな食べ物だったのか…!
しじみ汁も、おいしくて目を閉じてしまった。五臓六腑に染み渡るとは、このことか。
無理になにか感じようとしなくていい。
ただ目の前のものに向き合ってごらん。
色メガネで「そのまま感じるチャンス」を逃してしまうのは、結構もったいないことだよ。
だからさ、空っぽな自分でいよう。
そうすれば、すごくクリアに、そのままに、目の前のものを感じられるんじゃない?
当たり前だけど、そうなんだ。
私、長い間余計なこと考えすぎなんだ。
NHKでさっきやってたキンプリのラストライブも、特にファンだったとかじゃないけど、すごい感動しちゃったよ、おばさんは。
みんないろんな選択をして、いろんな道を生きてる。
どの生き方が優れていて、どの生き方が劣ってるとか、そんなのない。
それぞれの生き方でいい。
それぞれの輝き方、命の燃やし方がある。
私も、家族も、友達も、前の会社の同僚も上司も、みんなそう。
私は私の選んだ道を行こう。それでいい。
この気づきを忘れずにいたいと思う。
私なんて…とウジウジ私が出てきたときも、いつかはここに戻ってくること。
もう一つ書き留めたい気づきがあったけれど、あまり飛ばすと燃え尽きてしまうので今日はここまで。
おやすみなさい。