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YAMAHA SC3000

3月末に名古屋のハードオフで購入。


YAMAHA SC3000

正直探してたギターでもなんでも無かったのだけど、異様に安かった。その分ボロかったけど。

弦は錆びてたし、ピックアップの高さもネックも調整が必要な状態だったし、試奏では家庭用アンプで鳴らしただけだけど、以前YAMAHAのSG1000を弾いた時のような感動があって、思わず購入。そんな環境でも、独特な音の張りがあった。

手荒に扱われていたようで傷だらけで、フレットも弦のあとが付いていて、信頼するEast Village Guitarsですり合わせをお願いした。

YAMAHAのSCは1980年前後に製造されていて、前期はボルトオンまたはスルーネックでハードテイルブリッジ、後期はセットネックまたはスルーネックでトレモロ有りという風に大きく仕様変更しています。シングルコイルというのは全モデル共通。

僕のは後期のセットネックのモデル。当時の定価は6万円らしい。

トーンがプッシュ/プッシュのスイッチポットになってまして、押すとフロントとリアのターン数が増えてパワーが上がる、というものになってます。コイルタップのシングルコイルバージョンって感じ。

肝心の音は、硬いけど乾いているわけではないような、ヤマハ特有の音がします。
レヴスターとかは弾いたことないので最近はどうなのかわからんけど。

ローコードをジャランと鳴らすと、eastern youthを感じる。

モデルによってバイサウンドとかダイレクトサーキットとか、色々と回路の特徴はあるんだけど、当時のヤマハのギターの音の肝はピックアップだと思う。

80年代のSGシリーズの廉価モデルSG510も弾いたことがあるけど、それはヤマハ!というより普通に良い国産レスポール系のギターって印象だったんですね。
あとから調べたら、510はピックアップがオープンのセラミックだった。多分コストダウンのため採用した汎用品じゃないかな?と推測する。ほかのモデルはハーフオープンのアルニコⅤだったはず。

とはいえSG510が別に悪い訳ではなくて、著名なSGユーザーもPAFに替えてたりするので、その辺は好みだと思う。

ちなみについ先日弾いた同じく廉価モデルのSG600はハーフオープンのヤマハオリジナルピックアップで、それはしっかりヤマハだ!と思った。

僕はやっぱりeastern youthにYAMAHAのギターへの憧れを植え付けられたので、オリジナルのピックアップが良いなーと思う。SF500の残されたオリジナルのフロントをリアに移植したのもそういう理由があります。僕はリアピックアップ重視。

このギターをキッカケに、1980年頃の国産オリジナルギターええやんか…とYAMAHAのみならずARIA PRO ⅡのTSやGRECOのGOを探し彷徨う日々が始まったのです…

フェンダー/ギブソンのコピーモデル以外だと、どうしてもHR/HM感のあるギターや、ビザールっぽいものが多くなってしまうけれども、当時の国産オリジナルモデルはなんとも言えない可愛らしさを感じる。

あと要らねえよって思うような変な機能が付いてるのも、なんか愛おしくなってしまう。GRECOのGOⅡは3ピックアップと見せかけて、センターは独立して鳴らせず、フロントまたはリアに直列でブレンドする回路になってたり…

各社、こういうちょっと変わったギターをまた作ってくれればなーと思う。
YAMAHAは未だに結構チャレンジしてる感じがしますね。有難い。

近頃はハードオフでYAMAHAのSG600かSG800、SF700、SF1000、SF7000あたりが安く置いてないかなーとか思っている。

SG1000が欲しいけど、近頃は高くてねぇ…

あとGRECOのGOⅡね。あれもまだ安め…

誰か安いの見つけたら教えてください。笑。





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