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パラコレ冬優子「夢」の正体

シャニソンPカップ閉幕!皆さんお疲れ様でした!私は何とか冬優子5位入賞!他のアイドルたちもSSランクまで連れていくことが出来ました✨ということで時間を気にすることなく伸び伸びとnoteを書いていこうと思います!今まで書いた3つはイベント走りながら書いておりましたので……。

今回は表題の通り、「パラコレ冬優子が見た夢について」の考察です。他の考察勢の方のようなガッチガチに固められたものでは無く、かなり心象を深読みしたものになるので悪しからず……。また、今回のnoteでは少しばかり以前書いたnoteを前提にしております。過去記事のURLを貼り付けておりますので、もしお読みいただければそちらからお願いします!では、参る。


はじめに

私は2つ目に作成したnoteで、パラコレ世界は「夢」だったから断片的な描写しかされなかったし(メタ的にはパラコレがマイコレと同じコミュ2つ構成なだけ)、そこに背景や、なぜそうなったのかという理由は存在しないのだ、と説明しました。しかし、その直後に更新された賛否両論荒れ散らかしたあの四コマによって、世界観の設定が割としっかり固められていることが判明しました。note作成の時点では分かんなかったのでそこはお許しいただきたいのと、「夢」であるのは紛れもない事実ではなので、やはり必要以上にダメージを受ける必要はないとお伝えしておきます。ともかく、四コマで世界観の考察がしやすくなったので、それに基づいて考えていこうと思います。

冬優子が見た「夢」のテーマ


「夢」の舞台となるパラコレ世界について、根本から考察していきましょう。と言っても作中で「冬優子が映画の予習を熱心にしていたせいで見た夢」と説明がされていますね。私自身も以前書いたnoteで夢オチだから安心しろ!と書かせていただきました。しかし、このバッドエンドと言える世界が描かれたのには何かしらの意図というか、背景があってのものであろう、と考えられます。
この世界には「テーマ」がある訳です。ズバリ

映画のシナリオを骨格とし、

「プロデューサーが冬優子を必要としなかった」

という肉付けで構成された世界

それがパラコレ時空の世界、というのが私の考えです。さて、では私がなぜこのような世界であると考察したかです。重要なのはこの台詞。

                「あんたが私を要らないならっ…
                   何処に生きる意味があんのよ!」

はい、最初のコミュ「賢」の第一声ですね。ログには残らない声だけの演出、シャニマスがよくする私の大好きな表現のやつです。
正直な話、最初この台詞は、我々読者の心臓を握りつぶすためのものでしかないと考えておりました。いわば舞台装置。実際この台詞を聞いて一気に引き込まれ、身構えることになりましたのでそういう効果を狙っていたのは間違いないでしょう。直後のシーンから映画のワンカット、お芝居であることが分かり、冬優子がプロデューサーに対して発した台詞では無いことが分かります。つまりこの台詞は冬優子とシャニPの間で実際に使われた言葉じゃないんですよね。
では何故、この台詞が重要なのか?その答えは

シャニPの存在がアイドル黛冬優子にとって
必要不可欠なものだからです。

もっと言えば「生きる意味」とまで言ってるので黛冬優子個人にとって、シャニPの存在が果てしなく重要で大切な存在というわけです。おいおい、長ったらしい前置き読ませて気ぶりたいだけか?と思ったそこのあなた🫵🏻9割方正解です。でもちょっと聞いてくださいね。そも、この世界ってかなり歪な世界なんですよ(夢だから、は一旦置いときます)。なにが歪なのかって言うと、冬優子にとってのシャニPの存在が、なんですよね。

必要のないシャニP


コミュの描写と四コマから読み取れる通り、この世界のシャニPは多分、我々が知っているプロデューサーより腕が悪いです。ノーマルコミュニケーション常習犯、上振れてもグッドコミュニケーション程度しか取れないクソぼけ野郎だと考えられます。お陰様で283プロがまさかの弱小事務所扱いですよ。よく一般人なんだからアイドルの所属事務所の名前とか分かるわけないだろ、ジャニーズや吉本じゃねぇんだから……。と言う人を見かけますが、コミュやアニメの描写からも283プロのアイドルは、朝のテレビで新作MV発表や生放送の出演に、ゴールデンのバラエティ出演などメディアで見かける機会が多いことが分かります。283プロが特定ユニットのワンマンチームならまだしも、稼ぎ頭のアンティーカをはじめ、ストレイライト、SHHis、お米達と、何組もの実力派のユニットを業界に送り込んでいます。そんな事務所があれば、流石に名前くらい知られるはずです。放クラなんて環境庁とコラボしてんだぜ? 先程名前を出したジャニーズはもちろん、AKBや乃木坂が秋元康氏のもとから輩出されてるってのは一般人でもご存知の方が多いですよね?それはやはり知名度が高く、実力のあるアイドルグループをいくつも保有しているからです。贔屓せず考えても、我々が普段プレイしてるシャニマスの283プロがそれくらいの存在だと考えるのは難くありません。また、逆説的に我々の知っているシャニPが如何にアイドルたちのことを考え、身を粉にしてプロデュースしているのかが分かるので凄い好きなんですよね、この世界。

まあ、とりあえずシャニPがかなり頼りない存在なんですよね。私としてはコミュニケーション不足で「台本通りの茶番劇」にも辿り着けてないルートだと勝手に解釈しています。
では、そんな世界のシャニPと冬優子の関係性を見てみましょう。2つ目のコミュ「孝」ですね。居酒屋でばったり再開した2人が少し会話をするのシーンなのですが、その場面で冬優子は「冬優子」として接する素振りはありませんでした(なんなら「ふゆ」でもない)。マスクを外して顔を見せることもありませんでしたし、ネタバレにならない程度にお伝えしますが「アイドルからの手紙」、これも読み手がプロデューサーだけだから素で良いはずなのに、敬語を使ってて、かなり距離を感じるものなんですよね。だからこそ、歪に感じるのです。あの世界の冬優子は決してシャニPに素を見せない。

この世界の冬優子がシャニPにこだわる理由がないんですよ。

先程も申し上げた通り、この世界のシャニPは「冬優子」を見抜けていないんです。つまりW.I.N.Gのシナリオの大半がなくなってしまう訳です。だからあの世界における冬優子にとってのシャニPはただのビジネスパートナーなんです。なんなら283プロで燻っていたせいで売れなかった訳ですから、多少恨めしく思っていても何ら不思議ではありません。
本来、この世界の冬優子は、大手事務所に移籍しトップアイドルになって、283プロのことを振り返る必要性も、283プロの低評価を聞いて曇る必要性も決して高くないんですよ。だから凄く違和感を感じるんです。考察する際のノイズと言いましょうか、帳尻が合わないんですよ。どういうことかと言うと

冬優子➡⬅シャニP

これが私たちの知ってる2人だとしましょう。
そしてパラコレ世界って普通は、

冬優子⤑⇽シャニP

これくらいであるべきなんですよ。
しかし実際は、

冬優子➡⇽シャニP

なんですよね、もうちょっとわかりやすい図に出来れば良かったんですけど……。ですがある程度イメージしてもらえたと思います。そう、この世界の冬優子はシャニPに対して明確な執着があるのです。トータルの言動では素を見せることはありませんが、確実に、私たちがよく知るW.I.N.Gを経てないから無いはずの、シャニPへの執着があるのです。何故か?それが最初にお伝えした、映画を骨格として、冬優子がシャニPに必要とされなかった世界という肉付けをしたら世界(夢)だからです。

舞台が「夢」であるからこそ


夢に出てくる自分というのは基本的に性格や考え方変わりませんよね。夢の主人公も自分ですから大きくキャラがぶれることはそうそうありません。だからシャニPへのこだわり、想いを有したままなんですよ。半ば明晰夢のようなものですね。夢だと分かっているけど、夢の中だから言動が一致しない。思ってる言葉が口に出ない、進みたくても足が出ない。そんな状況にいるわけです。一方夢に出てくるシャニPは、口には出してませんし、出すことはないでしょうが「冬優子が要らない」というキャラ付けの登場人物なんです。人間どこまで行っても他人のエミュは完璧にできません。完璧な一人称視点でいれるのは自分だけなのです。だから他人であるシャニPの出力が「私を要らないあんた」になっても問題無いわけです。そういう「夢」という舞台のチグハグさが、2人の矢印に大きさな齟齬をきたしたわけです。

あいつがいない未来なんて

そしたら新しい疑問が出てきます。なんで冬優子はそんな肉付けをしたのか?なぜ「ふゆがあいつに要らないと言われた」世界を夢に見たのか?もう1度言いますね、

シャニPの存在がアイドル黛冬優子にとって
必要不可欠なものだからです。

冬優子がシャニPと見る約束をしていた映画は「アイドルとしてトップを極めた子が、なぜか突然、引退する話」なんですよね。この映画デートは今後の活動の参考にするためなのですが、その下調べをかなりしていたことが冬優子の台詞から伝えられます。研究熱心で、そして演じることに長けた冬優子は考えたはずです。なぜ主人公はトップアイドルになったのにも関わらず突然やめてしまったのか。そして、

同じアイドルであり

トップアイドルを目指す自身がもし

アイドルを辞めるとしたら

それは、なぜか?

そして出た結論が

「あんたが私を要らないなら」

だったわけです。今更言わせんなよ///って感じですが、冬優子にとってシャニPは、ふゆに初めて気づいてくれて、愛されないと思っていたふゆを受け止めてくれて、共にファンを騙す共犯者で、ふゆのことを誰よりも、何よりも目に焼き付けて欲しい、そんな存在なんです。

冬優子はシャニPに見ていて欲しいんです。

冬優子は、ただ本当にシャニPに見ていて欲しいんです。

ステージで一番輝いているふゆを

本当のふゆを

トップアイドルになるふゆを

「ふゆ」を

見ていて欲しいんです。

黛冬優子は一見勝ち気で自信家な女の子なのですが、根底にあるのは「本当の自分は愛されない存在」「本当の自分に、人は魅力を感じ無い」というものです。アピール時に「プロデューサー、ふゆから目を離さないで」と言ってしまったり、信頼度が高い状態でπタッチしても「ふゆなんかさわっても楽しくないでしょ」と言ってしまうのはこのせいでしょう。素を見せているシャニPにすら無意識に予防線を引いてしまうくらい、自分を拒絶されることを恐れているのです。冬優子にとってシャニPの存在は本当に大きなもので、プロデューサーに見てもらえなければ冬優子に生きる意味はないんです。

パラコレ世界のトップアイドル黛冬優子は、目指していたトップアイドルになれたのにアイドル業を置き、女優業に専念しました。あれほど熱望していたのに、みんなをふゆの虜にするはずだったのに。なぜか?シャニPがそこにいなかったからです。みんなを虜にできても、あいつを虜に出来てないなら意味は無いんです。

「ふゆはね、あんたとトップアイドルになるのよ」

つまりこういうことだったんです。あんたのいないトップアイドルなんて意味が無い。

「そこに輝きなんてない
そこに意味や価値はない
低解像度な偽物だ」

皆さん大好き「Dye the sky.」のストレイライトパートです。まさにこれなんです。これなんですよ。

黛冬優子がもし、トップアイドルになったのに、突然辞めるとするなら、そこにあいつがいない時なんだろう。そう結論づけたのでしょう。そしてそれを自覚して眠りについた際に見たのが、今回の夢だったというわけです。

冬優子にとってトップアイドルになるのが夢では無い。あいつと一緒にトップアイドルになるのが、あいつに見てもらえる、見せられるトップアイドルになるのがふゆの「未来」なのだと。そうでなければ、そんな意味の無いトップアイドルなんて辞めてやる。そう再認識したのが今回の夢だったのです。
どうでしょう。多分答えに辿り着いたと思うんですけど……。

おわりに

という訳でした。かなり長尺になりまして執筆時は(2024/05/25 02:57:27)でございます。ぶっちゃけまじで気ぶりたいだけ、ただの妄言と言われても仕方のない内容だとは思うのですが、それでも私の考えはこうですね。ぜひ皆さんの考察もお聞かせ願いたいです。DMとかコメント、引用RTとかして貰えたら反応しに行くので︎‪!これからも色々書いていこうと思います!いいねいただけるの凄く嬉しいです!今まで押してくださった方々ありがとうございます🙌
またいいねを押してもらえるものを書きますので、よろしくお願いします。
それでは、ご高覧ありがとうございました。

おまけ


ストレイライトの2人についても考えようと思っていたのですが、ストレイライトの結成って「台本通りの茶番劇」以降なのは確定事項のはずなんで、多分2人とも会えてないんですよね、あの世界。そう考えたらやっぱりプロデューサーの存在って大きすぎん
だなって。愛依ちゃん助けて…

深読みだとは思うのですが、私的にパラコレ冬優子が完全にアイドルをやめていなかったのが良かったなと。アイドル業界の顔、とも言われてましたので、女優業に専念していたとはいえ、辞めたとまでは行っていないように捉えられます。今の嵐みたいな感じですかね?たとえ夢の中であっても、アイドルを完全に手放していなかったのは凄く嬉しかったです。

冬優子の夢に出てきたシャニPは「引き止め」がない人なんですよね、283プロを出る時も、居酒屋で再開した時も、そしてトップアイドルになって、そうじゃなくなる時も。今の冬優子に引き止めてくれるお節介さんがいてくれてよかった。

未来のアイドルたちの会話で雛菜とするやつがあるんですけど、やっぱ雛菜は凄いですね。
「黛さんはいま幸せですか?」と問うてるんです。
それに対し冬優子は「そうとも言えるかな?」と返してるのですが、もちろんこれは嘘でしょう。そもあの鋭い雛菜が無意味にそのような問いかけをすると思いません。「まあ、黛さんがそうならいいんですけど〜」くらいの返しにはなりそうですけどね()
「そうとも言えるかな?」と返したのは今の自身を客観的に見てのことでしょうね。アイドル業界の顔であり、映画の主演で様々な仕事で引っ張りだこの時の人。本人が充実しているかは置いておいて、これは「幸せ」と見れるのが自然でしょう。しかし、冬優子にとって「充実した瞬間」が欠落している、主観的に見れば幸せでは無いわけですね。辛い。

今回の本考察では触れてないのですが【紅茶夢現】を完凸した際に貰える称号「一番充実してた瞬間」これがなんなのかという話です。正直な話、私は明確な結論を出せませんでした。強いて考察するならば、「してた」という過去形が使用されている点、コミュではかなりモヤがかかった283プロの事務所を回想している点から、283プロに在籍してた時のいつかでしょうね。分かってもらえる人いると思うんですけど、初めて見る夢なのに「あ、これこの間の夢の続きだな」ってなる夢があるんですよね。なぜかあらすじを知っている、知らないはずの前提知識が備わってる。そんな夢があるのですが、「もしも」の冬優子にとっての「一番充実してた瞬間」はそのあらすじだったんじゃないでしょうか。きっとそのあらすじの内容には、冬優子がいて、あさひがいて、愛依ちゃんがいて、プロデューサーがいる。何気ないいつも日々。そんな知らない知識を、自身が辿ることのなかった「もしも」の現実を、夢の中の冬優子は「一番充実してた瞬間」だと考えたのではないでしょうか。かなり無理くりですが、実際のコミュの描写から、間違いなくあの世界線に存在するものでは無いと考えられますので、悪しからず。でもそうすると、「もしも」の未来の冬優子にとっては、私たちがいる現在の方が「もしも」なのかもしれませんね。



過去の記事はこちらから↓↓↓

パラレルコレクションについて 思うこと (パラコレ冬優子を読んで)|木森 林檎 @Kimoriringo828 #note https://note.com/kimori_ringo/n/n82add15457d9

初心者Pが考える パラコレ冬優子の見た夢について(TRUEENDネタバレあり)|木森 林檎 @Kimoriringo828 #note https://note.com/kimori_ringo/n/na9a190118b4c

パラコレへの反応に対して|木森 林檎 @Kimoriringo828 #note https://note.com/kimori_ringo/n/n0524631c6247

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