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【オーダー制作日記】絹を纏う
今回は喪服のセット(夏と冬の、着物と帯、合計4点)をリメイクしました。
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帯を大きなバッグへ
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これ、ぜーーーーんぶ絹。着物も帯も全部。
今回は作りながら『絹を着る文化の継承』について考えました。
絹を着ない時代。
今もお着物を着たり、シルクのドレスをお召しになる方は(とても素敵)いらっしゃるとはいえ、多くの人は着ない。
『筆で手紙を書く文化』とかと同じで、「残っているけど主流でない」状態で、入学式や七五三のお祝い、お正月に着物を着る人もごくわずか。
自分だってそう。
最近、子供服や自分の服を整理、衣替えしていて「ポリばっかり!!」って思ったところでした(私が買ってる)
ポリエステルはサステナブルな素材であるという一面があります。さらに、すぐ乾き、シワにならず、軽い。
もう流れとしてはそちらだと思うけれど、その反面、絹に触れる仕事がら、これ(絹)を着ないことって損失だなぁと思うのです。
家庭で気軽に洗えないし、シワになるし、扱いにくい。だけど、このやわらかさと 気持ちよさを捨ててしまうのは、勿体無いを遥かに通り越して損失だと思います。
節目の日くらいは絹を着て、絹を纏うという文化を次の世代に繋いでいきたいな。知識として、経験として、この価値を伝えてあげたいなと思います。
家にあるなら、尚更。
捨てちゃうなんて、
勿体無い じゃなくて 損失
そんなことを考えながらの制作でした。
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