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着付け教室じゃなく、着方教室である理由

前回はコチラ


着付け沼にハマっている
の前に私の着付けベースのお話をば

最初に着付けの教科書にしたのは
笹島寿美さんの『1から自分で着るはじめての着付け』という本だったかな(うろ覚え)
着付けを教えてくれたお義母さんの着付けのベースも笹島さんの着付けが近いということで選んでもらった、着付け本です

着付けの手順が575で書かれているという見てすぐわかる本で
手順を覚えたのと、年齢によって衿の出し方やおはしょり、帯位置のバランスがあることもこの本で知りました

お義母さんの着付けのモットーは、
長襦袢と着物がぴったりと重なり、中で体が自由に動けること

襦袢を上手に着る事が出来たら一日中着て疲れないものよ
が口癖で、初めの頃は長襦袢ばっかり練習していました・笑

笹島さんの著書は他にも長襦袢の合わせ方
当時購読していた着物雑誌 七緒でよく着付けのコツを伝授されていた大久保信子さんの影響が少なからずある気がします。
帯は前下がり後上がり、とかも大久保信子さんから習ったなあ

まあそんなわけで一通り着れて、他装もお義母さんの手伝いをするようになる頃、お店でお客様のフォローの為にも着付け教室をやってみようか、私も勉強になるし、と思い着方教室をするようになりました

そうして2010年の9月から開始


記念すべき第一回目は出張着方教室でした


以降、店内で要望のあったときにするスタイルで14年間続いています

木綿着物にお持ちの帯締めを少しアレンジ

「着方教室」とあえて名付けたのは
自分で着物を着て愉しむ人にはそれぞれの着方があると思ったから

お友達と二人で紬のっ着付けレッスン

私自身、若かった20代、子育て期の30代、自分の健康も気になりだした(笑)40代と生活環境によって着付けの仕方や着るものも変わってきているし
それはお客様もその人のライフステージや好みの着付けで着方も変わって来るよね、と思うから

体型と着姿の好みに合わせた提案


うちの「着方教室」でしているのはお客様のベターを探って、なるべくシンプルな着付けを提案すること

着付けの見直しにも使ってもらってます


この着付けが最強と決めつけずにお客様に幅広く着方のイメージを広げてもらう事

猫耳太鼓レッスンもしました


一番シンプルな基礎を土台として、自分の理想の着姿をその都度考える、応用できる→着付け楽しい!と思ってもらう事が目標なのです

ゆかたグループレッスンでは色んな素材の帯や小物を使って仕上がりの違いを知ってもらいました

着方教室をやる!と決めた時一番に大事にしたかったのは
「着物嫌いにしない」事
とりあえず着れるようになるのが第一目標
そしたら次は実際に着物で出歩いてみる←これ第二目標
次は自分の着付けの問題点も出てくると思うので
それを直してもっと綺麗に着物を着れるようになる!←第三目標

「着物好き」

になってくれたら他の知識や技術は後から幾らでも
吸収出来るんじゃないかなぁ。と思っています

着物屋ヨメのゆらり生活日誌2011.2より

久しぶりにブログを見返したら、今も昔から言ってることが変わってなかった。
けど、これが私が着方教室をやる一番の理由です

着物が綺麗に着れるって素晴らしいけれど
その過程も楽しいものなので
じっくりマイペースで着付けを愉しんでほしいなと思っています

次回
お手入れ上手になるのも大事だよね、と考える話


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