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めざせ時短!めざせキレイな衣紋!の半衿付けのコツ
着物を着ると避けて通れない【半襟付け】
自分でやれたほうがいいですが、なかなかやる気が起きなかったり
最初は面倒だなあ、っていう人多いですよね
かくいう私も自分のものは面倒で後回しにしがちです
というわけで、そんな半襟付けがちょっと楽になる
かもしれない
つけかたをシェアいたします
用意するもの
まずは用意するものを紹介
・半襟(塩瀬、ちりめん、絽、綿、麻など) 110×20cm以上の布
・まち針 12本
・しつけ糸
・針(四の三、三の三など)使いやすいもの
・襦袢(半襦袢、長じゅばん、うそつき襦袢など)
道具が使いやすいと半襟付けもスイスイ進みます。特に糸!ミシン用の糸は撚りがかかっていてからみやすいので、手縫い用を使いましょう
しつけ糸はさすがしつけ糸というだけあってからみづらく、使いやすいです
※さらにあるといいもの※
・指ぬき(手に合うのをみつけましょう)
・糸通し
![](https://assets.st-note.com/img/1727497081-zJa5PEp9i7jMO0NkDUr2cqlo.jpg)
・大判風呂敷(100サイズぐらいのもの)
(半襟付け作業の時、床に敷いておきます。ちょっと休憩する時などふわっと包んで置いておいたり、移動させたり出来て、針を落としてしまっても見つけやすいです)
・一緒につけてくれる仲間
![](https://assets.st-note.com/img/1727497248-ZKOSBf7QIWM6RHwicEqlvAJC.jpg?width=1200)
一人で黙々とやるのは集中力がいりますが、大人数で着物話しながらやるのが一番はかどると思う
手を動かしながら話をするのが丁度いいんですよね
苦手と思っている人は多いと思うので半襟じゃないにしても
着物に興味ある誰か、とか、
縫物好きな誰かとか、誰かを誘って一緒にやってみては!?
さて、では半襟を縫ってみましょう
①襦袢の内側を縫う
![](https://assets.st-note.com/img/1727489919-yRbCEzUZGfTvt2pPJsFHXqha.jpg)
襦袢の内側に半襟を↑のようにおいてまち針をうちます
この時、
背中心→引っ張りながら衿肩明き→まっすぐにして衿先、間という順でまち針をうつと、波打たずに綺麗に仕上がりやすいです
左右ともやります
![](https://assets.st-note.com/img/1727490099-BjwaVhD2uW3K0lAM7rJnmtqQ.jpg)
まち針をおいたら右端から二目落とし→なみ縫い→二目落としの順番にしつけ糸でざっくり縫い留めます
![](https://assets.st-note.com/img/1727490595-r4PGiBmvnSbhZX5CQU2lF1uK.jpg)
なみ縫いは学校で最初に習った縫い方ですね
二目落としは写真下のようにざっくり縫いで子供着物の肩あげにも使われる縫い方です
端まで縫い進めたら布と糸を【しごき】ます
…と書いて、
そういえば”しごく”って言葉使い的に合ってる?と思ったので調べたら
【しごく】
1 細長いものを握ったり指で挟んだりして、強く押さえつけるようにしながら、その手や指をこするように動かす。「槍 (やり) を—・く」「帯を—・く」「あごひげを—・く」
2 きびしく訓練する。「合宿で新入部員を—・く」
3 ひどくいじめる。
「そんならこいつもう—・いてしまはにゃならぬ」〈浄・歌祭文〉
とありました
う~ん、1が近いかな?
これは布と糸を沿わせて、布地のつりや波打ちを防ぐためにやる動作です
私が習ったときは「縫い目しごいて~」って言われていたのでそのまま使っていますがもしかしたら裁縫用語?もしくは方言?かもしれません^^;
しごきおえたら玉止めをしてとりあえず内側の半襟縫いは終わりです
![](https://assets.st-note.com/img/1727490488-T5XMOvfmJVLI1lGREjuyqoA0.jpg)
②襦袢の外側を縫う
ひっくり返して衣紋の部分を引っ張りながら残りの部分を織り込みます
※硬めの生地ならここでアイロンして型をつけて落ち着かせます
まち針を背中心から引っ張りながらうったらこちらも布を抑えるように二目落とし→なみ縫い→二目落とし
縫い目をしごいて玉止めします
③アイロンで形を整える
![](https://assets.st-note.com/img/1727490654-g3RWOzpqjJSYeIKhGwFTfEUb.jpg)
ポリエステルや麻は熱に強いのであまり気にしませんが、絹半襟の場合は少し浮かし気味にかけたり、当て布をしてアイロンします
背中心から両端にかけてシワを流すイメージでするといい感じ
半襟付けのポイント
・刺繍半襟などで思う柄を出す時は先にクリップで留めてあたりをつけること
・カーブ部分は内側<外側になるように布を引っぱる
・常に布を張った状態で針をさすこと(くけ台を利用、おしりの下に引くなど)
・半襟付けが楽な素材を選ぶ(ちりめんや絞り、バイアス半襟はカーブのシワが出にくいのでオススメ!)
さいごに
うちは
・見えるところ(衣紋の内側、正面表)は綺麗に
・なるべく手間を省いて楽したい
・つけやすく【はずしやすい】
という理由でこの手順にしています
ちょっとずつブラッシュアップしているので変わる事もあるかもですが現状これが一番楽
もちろん、他のやり方のほうがやりやすいという場合はそちらを採用してください^^
半襟付けのストレスが緩和されますように~
↓柄半襟好きなんです、という話