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着物の手入れで絶対やってはいけない事◆きものお手入れ上手への道③

前回はコチラ

1,2と続きましたが次はお手入れでやってはいけないことを失敗談も含めて紹介していました

着物の保管は湿気と紫外線を気にしていれば
そこまで細やかに何をしなくては~という事はないんですが
厳重に手入れしているつもりで、逆効果になっている事もあるので
最後にやってはいけない事を結果とともに並べてみました

×・ウールと絹を一緒の文庫紙で保管→→→→→→→→絹の着物にも虫に食われる
衣類の中で一番虫食いしやすいのがウール
絹が喰われている~という事の大半は、ウールに来た虫が絹も食べちゃったという事が多いです
普段着の長襦袢に使われる事の多いモスリンもウールの一つなので
モスリンの襦袢とそれに合わせる紬を一緒の文庫紙に入れたりしない事

×・防虫剤の入れ過ぎ、数種類併用→→→→→→→→→残ってる防虫剤と防虫剤が混ざって衣類のシミに                           気化した薬剤が多すぎて薬品ヤケ

防虫剤にはパラジクロロベンゼン系とか、ピレスロイド系とか
メーカーによって使う薬剤が違います(大抵パッケージに書いてあります)
これらは混ざると液化や薬品ヤケのもとですので防虫剤は一つに決めます
防虫剤の使用量は一棚に一つが目安(タンスの一番上に着物に直接触れないようにして入れます)
金糸、銀糸、その他装飾の多い訪問着や袋帯は防虫剤によって変色の原因になる事もあります

詳しい用法・用量など各メーカーさんの取り扱い説明書・注意事項をちゃんと読む。これ大事。

ちなみに私はウール以外の衣類には防虫剤を使ってません←においが好きじゃないw
乾燥剤は使います~

×・長襦袢に衿芯の入れっぱなし、コーリンベルトのつけっぱなし→→→→コーリンのゴムが張り付くw
型崩れのもと、シワ、シミのもとです

×・一棚に10着以上積む→→→→シワ。そして最下層の着物がぺちゃんこになる
やったことある人にしかわかるまい。広げた時の何と恐ろしいことか。。。

×・文庫紙開けたまんま目の前でくしゃみ、汚れた手で触る→→→→→え?なんでこんなところにシミが?
これが一番気をつけてる。くしゃみ、あなどれぬ。。。
それ以前にエチケットだよ

お手入れ上手への道はまだまだ続きそうです(笑

着物屋ヨメのゆらり生活日誌2015.1より

ウール以外は防虫剤使わない、と書いていますがここ数年ウールにすら防虫剤使ってない…(あれ??
そういえば、スーツ地で作った単衣着物は虫に食われたなあ…
わかっちゃいてもなかなか実践出来ない事もあります^^;でもウールと絹は離して保管していますよ

色々やってみて私の管理できる枚数はワンシーズン着物3枚、帯10本程度だと知ってからはむやみに着物を増やさなくなりました。着るのにたいぎくない身幅ちょうどいいサイズの着物、帯は半幅となごや帯が半々ずつ、帯揚げ、帯締め、三部紐、帯留は目に入りワンアクションで取れるように

そうして、今の着物収納が出来上がりました
次回


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