どうしたら着物 楽チンに着付ける秘訣 2
おはようございます
着物推しの紅です。
長年使ってきた「帯の結びの手順」を変更してみました。
〈 昔のやり方に戻します の巻 〉
#衿が無くなっちゃうんです
婚礼会場で留袖の着付けをさせていただいていたら
お客様が
「自分で着る時 こっちの衿がなくなっちゃうんです」
と。
着物を着ると長襦袢の下前の衿が無くなっちゃうそう。
紅が補正の綿を入れた方。
つまり右肩が下がっている。
普段着はあまり補正をしないものなので自分の体型を知っておくのは大切。
・いつも同じようなお悩みがあるなら改善したほうがいいですね。
「いらっしゃいませ」
から
「行ってらっしゃいませ」
までの30分
着付けもするけれどお悩み解消も。
・また着物着てくださいね
と
お伝えする。
衿も抜けているし、と着付けにご満足いただいた。
そうそう
長襦袢に衣紋抜きをつけている方多い。
紅は人に着付けをする時には衣紋抜き使わない。
胸紐をかけるときの手順の邪魔になるから。
自分で着る時も使わないことが多いが、長襦袢によっては衿が抜きにくい場合があるので時々コーリンベルトを取り付けておく。
帯の結びかたのマイナーチェンジ
着付け師さんって本当にそれぞれやり方が違う。
紅が婚礼業界で初めに教えられた二重太鼓の結び方は
・帯を巻いた後に背中でタレを折り上げて仮紐で固定する
仮紐が無いと できないので、マイ仮紐の行方が気になる。
でも、枕の裏側の帯のあまりの処理は楽だな。
そうそう
そういえば振袖の場合は結ばずにガーゼの紐で結んでた。
これは人手を煩わせないといけないので一人で着付けするのには向かない。
・帯を結ぶと「帯が傷んだ」とクレームの対象になることが多いらしいのでこのような手法が生まれたみたいだ。
数年後に所属した
美容派遣の仕事で、ある婚礼会場にいた先輩が
「仮ひも NG」
だった。
大して教えてもらえずに
・紐を使わずにピンチで仮止めするよう指示された
なんとなく我流で続けてきた。
仮紐を入れるより早いしアイテムが少ないから。
でも
コロナ後の最近は、婚礼件数が減ったため着付けもゆったりできるので仮紐も併用することにしてみた。
先日着付けさせていただいた方の帯が、結婚式の後の集合写真を見に行った時に緩んでいたから。ピンチだけだと帯を治している時に不安はあった。
この時は帯締めをしっかりと締め直した。その後の経過を後で聞いたら問題なかったそう。
#着物の不思議
今日の内容は
着付けしない方には
なんのこっちゃわからないよね。
着物を人に着せるということは
着付けをしない人にとっては全く意味わからない。
そうなのかな〜
1000年以上も着物を着続けてきた日本人が編み出してきた技は
とても奥深い。
そういう意味では
和裁も残していきたいな。
今日の写真も
酒蔵での一枚
人気のある撮影スポットです。 紅