細雪 令和考 十(10) 季節の変わり目
こんにちは
着物推しの紅です。
〈 ミッション達成! の巻 〉
今朝はちょっと肌寒いくらいで、起きた途端
袖のない服やキャミソールなどの盛夏ものの服をベッド下の収納箱に入れた。
替わりに袷の着物とコートを数枚取り出した。
夏物の着物はすでに洗濯済ませていたので、
タンスに残っていたお手入れ不要のものを他の部屋に移した。
秋の単の季節はひと月と短い。(初夏もひと月です)
すでに今日は9月20日。
9月もあと10日あまり。
手帳を見直すと、このシーズンすでに単を6回着ている。
袷の長襦袢の支度もそろそろだ。
タンスを覗いてみるとすぐに着られる袷の長襦袢が3枚。
急がなくてもいいんだけど。あと3枚は衿付けしたい。
10月に入ったら単の着物の洗濯もある。
紅はポリの着物と、浴衣と長襦袢は手洗いする派。
そうそう、
お仕事でお客様のお宅に伺った。
着付けをさせていただいて、しばらく笛を吹くのを見守っていたところ
「ダメ〜 吹けない!」
とお姉さまが部屋から飛び出してきたので、
どの紐がキツいのか見たところ、着物の胸紐のよう。
その場で紐を外して
再度チャレンジしてもらうと
「大丈夫」
着物を着て足の運びと、立った姿勢から正座をする練習をした。
紅はそこでお役御免になり、おさらい会の付き添いはしなくてよいことに。
駅まで見送ることにして
着物の二人連れでJRに向かう。
天気は曇りがちだけど、なんとかもちそうで風も爽やか。
お姉さんは
「(着物でも)結構涼しいのね」
「二人でいると舞妓さんみたいじゃない♡」
これから舞台に立つ緊張感か、気分が高揚しているみたい。
ふと、細雪の登場人物になぞらえると
今日の
お姉さんはきあんちゃん。
さしずめ紅は妙子か・・・?
夕方
お姉さんから電話があって
「無事に済んだから。ご飯食べにいこ」
って。
夙川の駅前の和食屋さんに連れて行ってもらった。
二人でミッション達成のお祝いを。
何をいただいても美味しくて。
物語って土地によってテイストが変わるのかもしれない。
土地のテイストを理解して愛する人が多く住む街は
魅力的なんだなって感じた。
それにしても
景気後退しているのはコロナの影響で当然なんだけど、
新米が穫れるこの秋に来て、お米が余っているという。
農林水産省によると、昨年の7月から今年の6月までの1年間の
米の消費量が前年比22万トン減ったそうです。
紅は以前、食品ロス解消のための「フードセラピーパーティー」
を主催したことがあります。
家にある賞味期限間近なものを持ち寄り、組み合わせて料理をし、
「命名する」というワークショップ。
コロナ後に食糧難が来るのではないかと怯えていた紅は肩透かし。
でも、
それってどういうこと?
給食や外食産業が機能しなくて22万トンの米が余るってことは?
それこそ人口が激減したわけでもないので、文字通り人の口が突然減ったわけではない。
22万トンの米が給食や飲食店で毎年廃棄されていたってことじゃあないですか!
味を競い、乱立する飲食店。
過当競争で経営も大変ですよね。
衛生上、廃棄しなくちゃならない食品は家庭より多いはず。
このシステム、本当に私たちに必要なものなの?
この機会を、その検証に充てて日本の食糧計画を見直す視点に立つ政治家はいないのか?
飽食って、誇れることじゃあないと紅は思います。
経済を立て直すんじゃなくて、見直して改善する絶好のチャンスのように思うんだけど。
既得権益って凄い力なのね。
今日の写真は
絞りついでに黄色の、まるで菜の花ような黄色の小紋。
絞り染めってなんだか温もりがあって好き。
政治にも温もりがほしいもんだ。
たいてい政治家が言う(既得権益もった)「国民」って言葉に
紅は入っていていない自信がある。 紅
よろしければサポートお願いします。m(_ _)m 着物のテーマパークを作るのが夢です。 令和の女性たちにも(もちろん男性も)ふだん着物を楽しんでもらえたらいいなと思って活動しています。 紅