どうしたら着物 人(キモノビト)に会えるんだろう? 七(7)
おはようございます
着物押しの紅です。
〈 他人と生きる の巻 〉
猛暑が続いてます。
昨日夕方、仕事帰りに暮れかけた公園を通ると
ツクツクボウシが鳴いていた。
日が落ちると虫の声が。
あら、
もう秋
真夏と秋が同居する令和の日本。
これからは台風に怯える季節になる。
事業を成り立たせるためにお客様にお渡しする書類を
作ってくれるデザイナーとラインやメールでやりとりするとすごくロスが多いと感じる。何度も手直しをお願いすることになる。
わかりあう第一歩として乗り越えてくれるだろうか・・・?
イメージキャラ作成を頼んでいる絵描きさんとのやりとりも手こずっている。
他人と生きる
のは半端なくエネルギーが必要だ。
もう少し若い頃だったら
気長に待てなかった。
才能に見切りをつけていたかもしれない。
だけど
いまは
「伝え方が悪かった? こう言い換えてみようか?」
など
自分を振り返る機会になる。
着付けの教え方も改良中
今まで出していなかった
「宿題」を出す。
今回は長襦袢をまだ着れない方に
「帯締めの結び方」
をお教えした。
服の上からでも、なんども練習するよう。
帯締めの結び方は肝だ。
これが結べないとお太鼓を結んでの外出は無理。
ただ結べるだけでなく
「ゆるまないように」
結ばないと、出た先で帯が解けてしまう。
手順を踏んで結ぶことが大切。
これを着付けの流れ通りに教えると
つまり帯を締めてから帯締めを覚えてもらうと
トンネルの出口が見えている場所で足止め状態に。
めちゃストレス。
帯締めの練習の成果、その確認を
zoomレッスンで短時間する。
など
令和流、改善点はありそう。
紅が着付けを習い始めた頃
長襦袢を教えてもらうのに3ヶ月かかった話は以前した。
令和の人は耐えられないだろう。
順番どおりでなくても
ちょっとずつ攻略して行って
着物が着られるようになるというメソッドを作ろう。
要素に分解する・・・
マインドマップの出番だ。
この順番は
教えられる側の興味関心と個性に合わせることも大切。
なるほど
教えることやこれからやることを
因数分解して
ステップにして伝えることは
他人と生きる上で必要なことなのかもしれない。
はじめにこれを伝えることで瑣末な思い違いや行き違いが減るならば
「急がば回れ」
他人と仕事をすることは
まず自分を伝えること。
その伝え方も日々磨いていかなければ
相手を責めても道は開けない。
そんなことしないで
ひとりでやってしまう方がいい。
依頼する経費もかけられないからそう決めていた。
だけど
人生の時間を費やしてする仕事は
お金のためだけではない。
仕事は人と人をつなぐ。
老猫のタラが夢で教えてくれた。
人は生きていくために仕事をする。仕事は他人の課題解決だから自分一人ではできない。
ヒトは社会的な動物なんだから
そこに抵抗しても時間の無駄。
まず、自分を因数分解すること。
今日の写真は長襦袢
貝桶の柄が美しい、淡いピンクが素敵です。 紅